福島瑞穂の本名は趙春花?帰化の証拠を石原慎太郎があぶり出す?

福島瑞穂の本名は趙春花?帰化の証拠を石原慎太郎があぶり出す?

2022年7月27日 更新

福島瑞穂の本名は趙春花?帰化の証拠を石原慎太郎があぶり出す?

福島瑞穂の本名とは?結婚はしているの?

福島瑞穂は、社会民主党(通称:社民党)の現副党首で、2003年から2013年の10年間にわたって党首を務めていた、まさに社民党の顔ともいえる女性政治家です。福島瑞穂は、フェミニズム思想が強く、政治家になる前の弁護士時代から、夫婦別姓を推進する考えを持っていました。

そのため、長年生活を共にするパートナー・海渡雄一と福島瑞穂は入籍をしておらず、福島瑞穂の本名は福島瑞穂です。福島瑞穂には娘が1人いますが、パートナーの海渡雄一とは結婚という家族の形をとっていないため、福島瑞穂の娘は戸籍上、非嫡出子、いわゆる私生児扱いとなっています。

福島瑞穂は帰化していた?石原慎太郎があぶり出した趙春花って誰?

福島瑞穂をインターネットで検索すると、福島瑞穂の本名は趙春花で、1986年2月15日に帰化した人物だという情報が出てきます。しかし、実際の名簿には、趙春花という名前の人物はいないのが事実だそうです。2010年に、当時、東京都知事だった石原慎太郎が、外国人地方参政権に反対の立場をとった集会で、総論として「与党幹部には、親などが帰化した人が多い」という旨の発言をしたことがありました。

その発言に対して、福島瑞穂は「私のことを指していると思った」とし、「私も、私の両親も帰化した者ではない」と、わざわざ帰化を否定。石原慎太郎都知事が発言を撤回しない場合は法的訴訟に出る、と激怒しました。この一件をうけて、大喜びしたのが、福島瑞穂は趙春花だと信じてやまないネット右翼(いわゆるネトウヨ)の人々。「福島瑞穂が帰化したという証拠を石原慎太郎があぶり出したのだ」と大喜びし、一時お祭り騒ぎになりました。

福島瑞穂が実は東大首席卒業していた!迷言は本当に本人のもの?

福島瑞穂が東大を首席で卒業してから政治家になるまで

福島瑞穂は、東京大学法学部を卒業しています。大学受験生の頃には、全国模試で1位を取るほど頭の良い福島瑞穂。そのため、福島瑞穂には、東大を「首席で卒業した」という噂もあるほどです。東大法学部を卒業した福島瑞穂は、弁護士になり、人権重視・女性解放(フェミニズム)の立場から、さまざまなテレビ番組に出演。政治討論番組の論客として人気を博し、テレビ朝日の『朝まで生テレビ』や、読売テレビの『ウェークアップ!』などでも活躍していました。

1998年に、社民党にその思想と知名度を買われ、出馬した福島瑞穂は、初当選し政治家の道へ。その後、反戦・平和主義を掲げ、国家を共同体として富を再分配する思想にもとづき、福祉や社会保障を積極的に肯定する『中道左派』の社民党を率いる人物へと成長していきました。

福島瑞穂が田原総一朗との間で交わした迷言とは?

「福島瑞穂の迷言」という有名な文章が、ネット上にはあります。「福島瑞穂の迷言」を要約すると、「犯罪者にも人権があるのだから傷一つつけてはならず、警察官の拳銃使用は絶対反対」、「凶器を持った相手にも、拳銃は所持せずに、丸腰で逮捕に向かうべきで、それで殉職しても警察官の職務だ」、「犯人が強く抵抗するのならば逮捕せずに逃がしてもよい、逃がした犯人が別のところでまた人を殺してもそれはそれ」という内容の発言。

数年前の『朝まで生テレビ』で、福島瑞穂と田原総一朗がそのような内容のやり取りをしていた、と説明されている情報ですが、そのような福島瑞穂の発言は、実際には存在していません。結局は、福島瑞穂を中傷することを目的に、2003年頃にネトウヨがねつ造した文章であるようです。

福島瑞穂は社民党を潰すのか、救うのか?

福島瑞穂といえば社民党。今現在も、社民党の党首を務めているとお思いの方も少なくないのではないでしょうか。2003年に議席を大幅に減らした責任を取り、代表を辞任した土井たか子の後任となった福島瑞穂。その10年後、さらにさらに議席を大幅に減らした責任を取り、2013年に福島瑞穂は代表の座を降り、現在は吉田忠智という人物が社民党の党首を務めています。

しかし、選挙当選を目指し今こそ党内が団結するべきこの時期に、元社民党党首の福島瑞穂と現社民党党首の吉田忠智が、同一政党にもかかわらず、火花を散らしているというのです。今回の選挙では、社民党が、福島瑞穂と吉田忠智2人そろって、比例代表で議席を確保できるほどの票数を獲得できる見込みは残念ながらなく、限界と目される議席数は1つ。

福島瑞穂の知名度と吉田忠智の知名度の差は比べものにならないため、福島瑞穂と1つしかない椅子を巡って争う吉田忠智の形勢は、かなり不利だといえます。その現状を憂いてか、現社民党党首の吉田忠智は、“民進党との合流”を持ち出し、『社民、民進と合流検討』と報道されるに至りました。当選したい党首と、長年にわたり社民党を支えてきた自負の強い副党首。

2人の思惑が一致しないばかりに、社民党は解党して民進党へ合流するのか、党首のみが離党して民進党に入党するのか、はたまた現状維持で選挙の日を迎えるのか、今後の動向が注目されています。福島瑞穂の大きすぎる存在感が、社民党を潰すことになるのか、救うことになるのか……いずれにしても、私利私欲は抜きにして、国民のことを第一に考えた選挙と政治を行ってほしいものですね。

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