輝は中卒で高田川部屋に入門!元関脇・若の里とのエピソードや元横綱・輪島と関係は?

輝は中卒で高田川部屋に入門!四股名の由来とは?

輝は中卒で高田川部屋に入門!高田川親方からの助言で新十両昇進へ

石川県七尾市出身の大相撲力士・輝大士(かがやきたいし)は、高田川部屋に所属している現役力士です。1994年生まれで、本名は達綾哉(たつりょうや)。身長193cm、体重158kgと日本人離れした恵まれた体格に加え、最近では珍しい中卒の叩き上げ力士で、2010年3月6日に行われた新弟子検査会場でも「大物ルーキー登場」と大きな話題を呼びました。

2010年3月場所でのデビュー戦では、圧倒的な強さを見せて、8場所で幕下に昇進。同年9月には、西幕下11枚目まで昇りますが、その後の3年間は足踏み状態が続き、「このまま関取にはなれないのではないか」とのジレンマに陥ります。自暴自棄になりかけていた輝に、高田川親方は「初心に戻れ」と助言。こうして、輝は、基本動作を繰り返す鍛練を重ねるように。その努力が実を結び、2014年9月場所後に行われた番付編成会議では成績が評価され、見事11月場所での新十両昇進を決めました。

輝の四股名の由来とスー女の熱視線が集まる胸の輝き!

新十両に昇進した達綾哉は、2014年11月、四股名を「輝大士」と改めました。輝大士という名前の由来は、名字の「輝」は、地元の石川県を通る北陸新幹線「かがやき」から来ており、横綱に最速出世して欲しいとの願いが込められています。名前の「大士」については、同郷出身の名横綱・輪島大士の名前をそのまま頂いたそうです。

しかし実は、輪島の大士は「たいし」ではなく「ひろし」と読みますが、「たいし」と思い込んでいた高田川親方がそのまま協会に届け出てしまったのだとか。イケメン力士の1人として、相撲大好き女子「スー女」の注目を集めている輝。最近は、「胸が美しい!」と、輝のまわし姿の写真を熱望しているスー女が急増中とか。「輝は肌だけでなく胸も輝いている!」と、スー女たちの熱い視線を集めているようです。

輝と元関脇・若の里との心温まるエピソードとは?輪島と親戚関係?

輝と元関脇・若の里との心温まるエピソードとは?

元安芸乃島が親方を務める高田川部屋に所属している輝は、2011年5月から2年間、同部屋の元関取・若の里の付き人をしていました。中卒で部屋に入った輝には何もかも初めての経験であり、若の里は、そんな初々しい輝にかつての自分の姿を重ねていたそうです。

「巡業先の食べ物をたらふく食べて名産物を覚えることも大切なことだ」と気前よく食事を奢ってくれていた若の里に、輝は「自分が関取になったらお礼に御馳走しよう」との思いをずっと心に抱いていました。その願いは2014年、輝が新十両に昇進した夏巡業の夜についに実現します。

しかし、初めて付き人として食事に連れて行ってもらった思い出の仙台で、同じ牛タン専門店に若の里を招待した輝に、「お前から声を掛けてくれただけで嬉しい。だけど、後輩力士に払わせるワケにはいかないよ」と若の里。結局、財布を片手に「自分が御馳走します」と粘った輝を最後でうっちゃり。憧れの先輩力士・若の里には最後まで勝てなかったようです。

輝は輪島と親戚関係?石川県の先輩・遠藤との戦績は?

輝と同郷の石川県七尾市出身者には、元横綱・輪島がいます。実はこの輪島は父方の遠縁にあたるそうで、「大士」という四股名も、輪島大士にあやかったものです。また、輝と同じく石川県出身の先輩には、人気力士・遠藤聖太の存在もあります。遠藤も輝と同様イケメン力士としてスー女の熱い視線を集めていますが、2人の戦績はどうなのでしょうか?

輝と遠藤の2度目の対戦は、2017年の大相撲名古屋場所で実現しました。同じ中学出身の先輩後輩対決となった勝負の行方は、輝の顔を張った遠藤が、そのまま輝を左で指して寄り切りの勝ち。勝敗を一勝一敗の五分に戻しています。

輝は身長193cmある久々の大型日本人力士!長いリーチを生かして上位陣の壁を打破できるか!

高田川部屋入門時には身長193cm・体重145kgと、日本人としては久々の大型力士として注目を集めていた輝でしたが、幕下での3年間は長いスランプに陥り、どうしても勝ち越すことができませんでした。それについて高田川親方は「まだ子供の身体だったから」と一言。「この3年間の努力で力を付けた」と将来に太鼓判を押していました。

しかし現状は厳しく、2017年8月28日に発表された大相撲秋場所番付では西前頭六枚目となり、先場所の四枚目から番付を下げてしまった輝。同じく石川県出身の遠藤も、先場所に左足の靭帯を負傷して休場しており、こちらも西前頭三枚目から東前頭十四枚目と大きく後退しています。

輝が番付を下げてしまった大きな原因は、格上力士を打破できず、前場所を五勝十敗と大きく負け越してしまったこと。白鵬や日馬富士といった上位陣の壁に阻まれて、なかなか番付を上げることができません。元関脇・若の里は、取り組みに苦しむ輝に対し、「腰高の癖は治らないんじゃないかな。

それより、長いリーチを生かして、元横綱・曙のような突っ張りや張り手で他を圧倒するような体力勝負に持ち込んだほうがいいと思う」とエール。舞の海も「これだけ、というものを1つつかんだら大きく化けるんじゃないかな。そうしたら、一気に駆け上がっていくような気がします」と大きな期待を寄せています。

次の九州場所は、輝にとって、試練の場所となることは必至ですが、何と言っても、まだまだ発展途上の23歳!幕下の3年間で培った「初心忘るべからず」の精神で試練を打破し、四股名の如く、相撲界の「大きな輝き」になって欲しいものです。

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