平幹二朗が「王女メディア」で怪演!息子・平岳大は大河「真田丸」で大ブレイク!

平幹二朗と佐久間良子、元夫婦は揃って男問題を抱えていた?カミングアウトしたの?

平幹二朗、佐久間良子の遅い結婚は、お互いの秘密を隠すためだった?!

平幹二朗と佐久間良子は、1970年春、赤坂の霊南坂教会で結婚しました。ちなみに同じ霊南坂教会では10年後、三浦友和と山口百恵が結婚しています。日本を代表する舞台俳優・平幹二朗は当時36歳。1933年生まれで現在82歳になります。すでにベテラン映画女優だった佐久間良子は当時31歳。1939年生まれで、77歳。ともに、大物俳優同士の結婚。

これまで、男問題で何かと噂が絶えなかった2人。そうです。佐久間良子は、恋多き女優としてですが、平幹二朗は、同性愛の噂があったのです。2人の間には、男女の双子が生まれますが、仮面夫婦報道が何度も週刊誌を賑わせ、結局、1984年に離婚してしまいます。

平幹二朗、佐久間良子が、あうんの呼吸で切り抜けた離婚会見

平幹二朗が、離婚会見で「原因は、彼女も仕事を大事にする人で生活のずれがあったことです。性格が合わなかったこともあって、それが14年間積み重なってしまった」と言えば、すかさず佐久間良子が「母と女優と妻の三役を全うできなかったのです。不器用な女なので、全力投球すると物理的に妻の役は無理でした」と応じ、お互いの男問題をカミングアウトすることなく見事にかわした2人。

佐久間良子は離婚後、結婚前から鶴田浩二と不倫関係にあったことを明かし、その告白の中で、「結婚してから初めて分かったということも、少なくはなかった」という、意味深な言葉を残しています。

平幹二朗が「王女メディア」で怪演!息子・平岳大は大河「真田丸」で大ブレイク!

平幹二朗が「王女メディア」で魅せた、妖艶な演技の秘密

平幹二朗は、俳優座を辞めてフリーになってからは、浅利慶太のもとでミュージカルに挑み、また同時に、蜷川幸雄演出によるシェークスピアの芝居にも挑んでいます。中でも「王女メディア」は、その妖しく鬼気迫る演技で、平幹二朗の当たり役となりました。俳優という職業は、異性を演じてみたいという願望が強いようで、役が与えられると、実力派の男優ほど、女性役を嬉々として演じます。そして中には、実際にその嗜好を持った男優も少なくないようです。

平幹二朗、佐久間良子の息子、平岳大の驚きの経歴

平幹二朗と佐久間良子の間には、男女の双子がいます。蛙の子は蛙。息子の平岳大は、俳優となり、今、俄然注目を集めています。この平岳大、経歴が驚きです。名門私立の暁星高等学校から単身渡米し、アメリカ東北部ロードアイランド州の地元高校を卒業後、名門ブラウン大学理学部応用数学科へ進学。さらにブラウン大学卒業後は、コロンビア大学大学院修士課程へ進学しましたが、中退。投資顧問会社やソフトバンク系列会社の勤務などを経て、27歳で、突然俳優に転身しました。

平岳大は、両親との軋轢の中、全く異なった道を選んだはずでしたが、俳優への思いを断ちがたかったようです。父親である平幹二朗ゆずりの怜悧なイメージが強く、デビュー後しばらくは、知能犯や嫌味な敵役が続いていた平岳大でしたが、キャリアを重ねるごとに独特の存在感を表すようになってきました。NHKの大河ドラマ「真田丸」では、悲劇の武将武田勝頼を気高く演じ、かつての渡辺謙のような、大物の風格を感じさせ強い印象を残しています。

平幹二朗、松尾芸能賞大賞を受賞

平幹二朗は82歳になりましたが、その活躍には目を見張るものがあります。昨年から始まった「王女メディア」の再演だけでなく、放送90年を記念したNHKの大河ファンタジー「精霊の守り人」では、ドラマのキーパーソンとなる聖導士役を演じ、ドラマの重厚感を高めています。そんな平幹二朗が、この春、第37回松尾芸能賞大賞を受賞しました。

松尾芸能賞とは、日本の伝統ある劇場芸能の振興、日本独自の文化や芸能の保存・向上に寄与した人物に贈られる賞です。平幹二朗は、戦後の新劇からスタートして、創成期のテレビドラマ「三匹の侍」で、そのニヒルな風貌が注目されます。以後は、フリーの役者として数多くのテレビドラマや映画に出演するだけでは飽き足らず、浅利慶太のミュージカルや、蜷川幸雄の演劇にも挑戦し、演劇界にとって、なくてはならない存在となりました。

平幹二朗の舞台俳優としての変遷は、戦後日本の生きた演劇史といって過言ではありません。男が女を演じるということは、ある意味、究極の演技といえるでしょう。アンドロギュノス・両性具有者という言葉がありますが、平幹二朗は、まさに、演劇界におけるアンドロギュノス。一方、佐久間良子もまた、恋多き妖婦・ヴァンプといえます。アンドロギュノスとヴァンプの間に生まれた平岳大は、とてつもない役者に化ける可能性を、生まれながらに持っているかもしれません。

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