◆生年月日:1960年5月12日
◆出身:神奈川県
◆代表作:羊の木(2018年)監察医 朝顔(2019年)
小説家であり、脚本家としても有名な香川まさひと(かがわまさひと)。名前だけではピンとこない方もいるかもしれませんが、これまで放送されてきた数々のドラマ・映画の原作や脚本を担当しています。
2019年7月に上野樹里主演で放送された月9ドラマ「監察医・朝顔」の原作者としても話題になっている香川まさひとは、1983年に「ぴあフィルムフェスティバル」の大森一樹賞や、大島渚賞などを受賞している実績もあります。
香川まさひとが本格的に小説家・脚本家として活動を始めたのは、1988年のこと。「NHK演芸台本コンテスト」の最優秀賞受賞がきっかけでした。
錦戸亮主演で2018年2月に公開された映画「羊の木」で香川まさひととタッグを組んだ映画監督・吉田大八は、香川まさひとが脚光を浴びるきっかけともなった「ぴあフィルムフェスティバル」出品作品の短編映画「青春」を観て、「こんな天才がいるのか、敵わないな」と語ったといいます。
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映画「羊の木」脚本を担当!映画監督・吉田大八も感動
錦戸亮主演で2018年2月に公開された映画「羊の木」で監督を務めた吉田大八。Apple銀座で開催された無料学習プログラム「Today at Apple」に出席した際、同作の脚本を担当した香川まさひととの対談が実現しています。
山上たつひこが原作を、いがらしみきおが作画を担当した同名漫画を実写映画化した「羊の木」。原作を大幅にアレンジしたという同作は、過疎化の進む港町・富山県魚深市が舞台です。
錦戸亮演じるこの町で働く月末一は、仮釈放中の受刑者を過疎問題解決のために町へ受け入れる「国家の極秘プロジェクト」の窓口として関わることに。作品の中盤までは和やかに進み、町の人間と元受刑者たちとの交流なども描かれます。しかし、身元不明の変死体が港でみつかった瞬間から、物語は急速に展開していくのです。
「設定だけで面白いということは貴重な機会。山上さん、いがらしさんの作品にこの立場から関われるということもモチベーションになりました」と語った吉田監督。「正直いって、自分には無理じゃないかと思った。辞退しようかと迷っていた」とも打ち明けています。
そんな折、すでに原作に目を通していた香川まさひとに会うやいなや「どうやって映画にするか?」という話し合いから始まったそう。まさに、この2人のタッグなくしては実現し得なかった実写化だったのかもしれません。
センセーショナルな設定の本作を鑑賞した映画ファンからも、「集中力を数値化できるのならば、鑑賞中に新記録を樹立したかもしれない」「あっという間の2時間でした」「冒頭からラストまで目が釘付け」などなど、多数の絶賛コメントが寄せられています。
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香川まさひとの手がけた作品は?月9ドラマの原作も担当
2019年7月からフジテレビ系列で放送された月9ドラマ「監察医・朝顔」。玉木宏とのダブル主演で2006年に放送され、大ヒットを飛ばした「のだめカンタービレ」以来、13年ぶりに上野樹里が月9の舞台に返り咲くとあって放送前から話題を呼んでいた同ドラマは、香川まさひと原作の同名タイトルの漫画を実写化した作品です。
2013年まで隔週で刊行され、現在は休刊中の漫画雑誌「漫画サンデー」で2006年から2013年まで連載されていた医療漫画をドラマ化した「監察医・朝顔」。上野樹里演じる新米法医学者の万木朝顔と、時任三郎演じる朝顔の父親で、ベテラン刑事の万木平の2人が遺体の死因を明らかにするとともに、故人の生きた証を探し出すヒューマンドラマです。
朝顔の母・里子に石田ひかり、祖父・嶋田浩之に柄本明、法医学主任教授の夏目茶子に、23年ぶりの月9出演となる山口智子、朝顔の父・平の部下で朝顔の恋人でもある桑原真也に風間俊介、高時給目当てで法医学教室でアルバイトをする医学部生・安岡光子に志田未来と、脇をかためるキャストも豪華な「監察医・朝顔」。香川まさひとの真骨頂ともいえる同作は「第17回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の優秀作品賞、主演女優賞を獲得し、香川まさひとの真骨頂ともいえる一作です。
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