2022年2月21日 更新
上沼恵美子の凄さとは?関西お笑い界で不動の人気を誇る理由に納得
◆出身:兵庫県
◆身長:164cm
◆血液型:O型
◆所属事務所:上沼事務所所
上沼恵美子は中学を卒業してすぐに漫才の道へ
上沼恵美子(かみぬまえみこ)は中学を卒業後、1971年に姉・芦川百々子と漫才コンビ・海原千里・万里としてデビュー。以来、50年が経過した現在も天才的な話術で活躍しています。
2021年4月に66歳の誕生日を迎えた上沼恵美子ですが、2020年7月10日放送の「怪傑えみちゃんねる」で「日本一になりたいです!」と発言。「スタジオに入ったら全力投球っていうか、手を抜かへん」と続けました。
上沼恵美子とコンビで同番組のMCを務める大平サブローも、「打ち合わせからすごいスイッチ」と語るストイックな姿勢が、長く芸能界の一線で活躍する秘訣なのかもしれません。
上沼恵美子はお笑いだけじゃない!歌手としても大ヒットを記録
上沼恵美子は全国的に高い知名度を誇っていますが、とりわけ関西では圧倒的人気です。
1994年、1995年と2年連続で「NHK紅白歌合戦」の紅組司会を担当。全国区になった後も「たかじん胸いっぱい」「週刊えみぃSHOW」など関西ローカルで多くのレギュラー番組を持ち、関西を拠点に活動を続けました。
海原千里として漫才で人気を博したことに加え、1976年2月に海原千里・万里名義でリリースしたシングル「大阪ラプソディー」が40万枚を超える大ヒットを記録。さらに、1979年10月から放送されたNHKの朝ドラ「鮎のうた」に女優として出演するなど多彩な才能を持つ上沼恵美子は、キングコングの梶原雄太など多くの後輩芸人から慕われています。
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上沼恵美子をマツコ・デラックスが追っかけ!?
上沼恵美子の歯に衣着せぬコメントは芸能界でも一定の評価を得ており、マツコ・デラックスもファンであることを自著で公言しています。その心酔ぶりは、関西ローカルで放送されている冠番組を観たいがために大阪への移住を本気で検討したほどだとか。
マツコ・デラックスをそれほどまでに惚れこませてしまう上沼恵美子は2007年以降、ほぼ毎回「M-1グランプリ」で審査を担当。「上沼恵美子怒られ枠」とまで名付けられた出場コンビへの辛口な寸評が、しばしば物議を醸しています。特に2018年の第14回大会では出場コンビへの好き嫌い発言に対し、とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智正剛が「そろそろもうやめてください」「お前だよ。分かんだろ、右側のな!」と酔った勢いに任せてインスタライブで暴言を吐き、騒動に発展しました。
渦中の人となった上沼恵美子は「私みたいな年寄りがあんな所にちょこんと座って偉そうにしてる場合じゃないんですよ。だから私は引退します」と、M-1翌日に出演した「上沼恵美子のこころ晴天」で審査員からの引退を宣言。一連の騒動にはお笑い界を中心に様々なタレントが言及し、マツコ・デラックスも採点において明確な基準が設定されていない漫才の審査では「それしか選びようがない。自分が好きなスタイルなのか違うのか」と上沼恵美子を擁護しました。
上沼恵美子は毒舌ながらコンプライアンスに悩みも…?
上沼恵美子の後輩芸人に対する発言には、度々手厳しい言葉が並びます。
「M-1グランプリ」での審査でも、2016年大会の決勝でドツキ漫才を売りにするカミナリに「強く叩きすぎて、引いちゃうお客さんがいる」と評し、相方を叩かなくても笑いはとれるとコメント。翌2017年の決勝でマヂカルラブリーのネタに感想を求められた際には「頑張ってるのはわかるけど、好みではない。よう決勝残ったなと思うて」と直球発言。キツい言葉に、視聴者から批判的な声も上がりました。
しかし、上沼恵美子のストレートな物言いを普段から聞き慣れている関西では「毎回あのノリ」「大阪では普通」とのコメントが多数。上沼恵美子ならではのイジりで、本当の意味での酷評ではなく「愛のムチ」と捉える意見が大半だったようです。
そんな上沼恵美子ですが、辛口な発言が多いながらも実は繊細という声も。実際、2021年5月2日放送の「上沼・高田のクギズケ!」で「あんまりハラスメントのことを言われると何も話せなくなる」とコンプライアンス問題に悩んでいることを告白。トーク中心のバラエティをプロレスにたとえ、「ここはリング。コンプライアンスとか、ハラスメントではないと思います」と、番組を盛り上げるためギリギリのラインを攻めていることに理解を求めました。
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上沼恵美子は2018年のM-1後、翌年以降の審査員を引き受けることはないと発言していました。しかし、ダウンタウン・松本人志が2019年11月8日放送の「快傑えみちゃんねる」にゲスト出演。「もしも上沼さんが辞めたら僕は絶対、辞めますからね」と熱烈にオファーし、同年のM-1でも審査員を務めました。
前年の騒動もあり、「審査員はしんどい。審査員自体が審査される」と、自身の発言に賛否両論集まることがメンタルに影響すると語っていた上沼恵美子。それでも続投を決意したのは「上沼恵美子のこころ晴天」でのM-1審査員引退発言を聞きつけた松本人志が騒動を謝罪するためだけに東京から新幹線に乗り、上沼恵美子の楽屋を訪れるなど誠意を見せたことが大きかったようです。
2019年の「M-1」では、笑顔で「更年期障害を乗り越えました!」とスーパーマラドーナ・武智正剛の「更年期障害かって思いますよね」との侮辱的な発言をネタに変えた上沼恵美子。続けて「出場者の人生が一夜にして変わるわけですから。私たちも真剣に審査しているのに、いらんこと言うなよ!」とカメラ目線ですごんで会場を沸かせ、圧倒的な存在感を示しました。
そして、2020年の「M-1」でも審査員を続投したものの「今年がファイナルです」と発言。2021年1月10日放送の「上沼・高田のクギズケ!」で「M-1の審査員というのはやりたくないです!おもしろくないです」「叩かれに行ってるわけですよ。しんどいです。もう乗り越えられないね。この年になったらね」と、注目度の高い番組だけに、ちょっとした一言で叩かれかねない辛さを告白しています。
2021年の「M-1グランプリ」も各地で予選が始まり、年々増え続けるエントリー数は今回も過去最高を更新。6,017組がM-1ドリームに向けて熱戦を繰り広げています。前年のM-1でのファイナル発言を「そういう意気込みで来ているということ」と濁した上沼恵美子ですが、今回も審査員としてM-1ファイナリストに愛のムチを揮うのか、注目が集まります。
上沼恵美子がYouTuberデビュー?多彩なコンテンツ構想に期待の声も
辛口ながらも嫌味のない物言いで、関西では女帝と呼ばれる上沼恵美子。1995年7月から続いた冠番組「快傑えみちゃんねる」が2020年7月に終了し、寂しさを感じているファンも少なくないことでしょう。そんな中、上沼恵美子は60代半ばにしてYouTuberデビューを予告し、話題を呼びました。
2021年9月20日放送のラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」で、上沼恵美子はサブパーソナリティを務めるお笑いコンビ・シャンプーハットのてつじが運営するYouTubeチャンネル「てつじTV」に触れ、「さっき見させてもろたの。すごいね」と感心。興味津々の様子で更新の頻度はどうすれば良いのかなどと質問し、「私、やるねん」と自身のYouTubeチャンネル開設を宣言しました。
2021年で芸能生活50周年を迎えた上沼恵美子は、そろそろ潮時と夫に引退を考えていることを相談したといいます。この時、夫から「君はね、後ろを振り向く人だから」と引退後に後悔する可能性があると言われ、「楽しそうだよ」と勧められたのがYouTubeだったそう。奔放に振る舞っているように見えても、些細な発言で炎上することもあるテレビやラジオでは「100分の1も言えてないんですよ」という上沼恵美子にとって、YouTubeは水を得た魚のように活躍できる場となるかもしれません。
「年いって、しんどいのは暇をどう潰すかなんですよ。何にも趣味がないから。自由にやりたいねん」とし、「歌も料理も全部やりたい」と構想を膨らませる上沼恵美子。1995年4月から「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」を続け、本も出版する料理の腕前に加え、北島三郎に認められたという歌唱力、さらに聞く人を飽きさせないトーク力と、持てるスキルをすべて発揮するチャンネルとなれば、多数の登録者数を集めるのは間違いないでしょう。
また、ネット配信ならマツコ・デラックスのように関西ローカルの番組を観られないファンも視聴できるとあって、「めちゃくちゃ観たい」と期待する声が上がっています。YouTuber・上沼恵美子としてパワーアップした「えみちゃんねる」で楽しませてくれる日がくるのか、今後の動向から目が離せません。
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