金本知憲の阪神監督就任に妻、娘が猛反対する理由と裏事情
金本知憲 阪神監督就任!?Aクラス入りも後半の失速で和田監督と契約せず。
阪神タイガースの南球団社長が、10月1日に金本知憲と極秘会談。監督就任の要請と交渉を行い、正式に来季新監督就任を要請したことが分かりました。金本知憲は前向きな姿勢は示したものの、即時受諾には至らず、慎重な姿勢を示したということです。
さかのぼること2015年9月26日、阪神タイガースは、現在の和田豊監督と来季の契約を結ばない方針を固めました。クライマックスシリーズ進出を広島カープと争っている最中であるにもかかわらず、球団は契約終了という決断をしたのです。
こうした来季を見据えた球団の対応に対して、まだクライマックスシリーズを控えているにも関わらず、次期監督の話が出ては監督だけでなく選手のモチベーションも下がるのではと考えての、金本知恵の慎重な姿勢だと思われます。
金本知憲 阪神監督就任に妻、娘が猛反対する理由と裏事情。球団との摩擦。
金本知憲が阪神監督就任という話は、スポーツ紙、ネット上で広がりました。その阪神監督就任の噂に対してのコメントとして、金本知憲は「聞いていない。家族も娘も反対している」とコメント。実は金本知憲、昨年2014年にも球団がどことは言えないとしながらも、入閣要請されたことも明かしています。
そのため、「ユニフォームを着たかったら去年来ている」とも語っている金本知憲。現在の阪神は、来季に向けて不安材料が盛りだくさんであり、そうやすやすと監督就任を受け入れ辛い状況です。裏事情としては、この去就問題のドタバタや選手たちの不調だけでなく、金本知憲自身、もし自分が監督をするなら外部からコーチを招へいしたいと考えており、広島カープOBで評論家の西山秀二氏に手伝って欲しいという話もあるようです。
しかし阪神球団側は、今のコーチ陣を動かす気はない様子。そのため、勝ちに行きたい金本知憲と、旧態依然としたまま現状維持したい阪神球団との溝が埋まらない限り、金本知憲の来季の阪神監督就任は受け入れないのではないでしょうか。
金本知憲の年度別成績、年俸推移!身長、体重、性格は?
金本知憲の年度別成績、年俸推移!世界記録を持つ男!
金本知憲は1991年秋のドラフトで広島カープに4位指名され、推定契約金6000万円、年俸720万円で入団しています。入団後の1992年は、年俸720万円で5試合に出場し、打率0。1993年も、年俸は720万円で42試合に出場し、打率は.191と、前田智徳や江藤智などに追い抜かれ、金本知憲はクビも覚悟。その間も地道に体作りに取り組み、山本一義コーチとの出会いが転機となり、1994年は年俸1000万円で後半から成績を上げ、90試合に出場し、打率.268と、金本知憲は一気にレギュラーへ定着していきます。
1995年には年俸は約二倍の2300万円にアップ。104試合に出場、打率.274本塁打24本打点67としっかりと成績を残すと、翌年の1996年は、さらに二倍に年俸が増え4800万円に。126試合に出場し、打率3割ジャストで、本塁打は27本、打点も72と調子を上げて行きます。
1997年も年俸は約二倍増の7500万円になり、133試合に出場し、打率は.301、本塁打33、打点82と、金本知憲は、成績をさらに上げて行きました。しかし1998年に年俸は1億円の大台を達成するも、133試合に出場し、打率.253、本塁打21、打点74。各球団も金本知憲対策をし始めて来たため、成績が落ちます。1999年、年俸1億円、135試合に出場しし、打率.293、本塁打34、打点94と対策に対抗。
2000年には年俸1億5000万円で136試合に出場。打率.315、本塁打30、打点94とここまでで打率と打点で最高の成績を残し、金本知憲ここにありをアピールしたシーズンになりました。2001年には、年俸は2億2200万円に跳ね上がり、140試合に出場し、打率.314、本塁打25、打点93と好調を維持。2002年は2億4000万円で140試合に出場。
打率.274、本塁打29、打点84とカープの顔として、昨年より数字は落ちたものの、好調をキープしていました。2003年にFAを取得することになった金本知憲は、2002年のシーズンオフに球団幹部へ、成績が悪いので年俸を減らしてFAの再契約金を100万円でいいから出してほしいと直訴しました。
しかし球団幹部はこれを拒否し、最終的にはFAを行使せざるを得なくなってしまいました。そして当時の阪神タイガース監督の星野仙一氏から熱烈なラブコールを受けて4年契約した金本知憲は、1年年俸2億6000万円で阪神へ移籍しました。2003年、阪神で迎えた金本知憲は140試合に出場。
打率.289本塁打19打点84と移籍初年度としてはまずまずの成績を残し、阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝に貢献しますが、惜しくも日本一には届きませんでした。2004年は星野仙一氏から岡田彰布監督に代わり、四球を受けて軟骨骨折をするも138試合に出場。打率.317本塁打34打点113と打点王を取るなど鉄人ぶりと未だ金本知憲衰えずという姿を見せます。
2005年は146試合に出場打率.327本塁打40打点125と成績をアップさせましたが、惜しくも打点王を逃しました。2006年146試合に出場し、打率.303本塁打26打点98。2007年は、年俸5億5000万円と生涯最高年俸に到達し、144試合に出場した金本知憲。打率.265本塁打31打点95とチームの要として打点が90を下回ることはありませんでした。
2008年も年俸5億5000万円、144試合打率.307本塁打27打点108と打点を100点台に乗せ復調をアピール。しかし2009年年俸5億5000万円で迎えるも、144試合に出場で、打率.241本塁打21打点91……41歳という年齢を感じさせる年となってしまいました。
2010年は年俸が下がり4億5000万円、144試合に出場し、打率.241本塁打16打点45と、打点を1994年以来の40点台に下げると、2011年は年俸3億5000万円、122試合に出場し、打率.218本塁打12打点31と下降続き。2012年の金本知憲、年俸2億2000万円で126試合に出場し、打率.258本塁打6打点30。
そして10月9日に行われた横浜DeNAベイスターズ戦を本拠地で迎える試合が、金本知憲の引退試合となり、4打数1安打1盗塁と阪神の勝利に貢献し、フィナーレを飾りました。金本知憲は、連続試合フルイニング出場1492試合という世界記録を持つ鉄人らしい姿を、最後までファンに魅せてくれました。
金本知憲 身長、体重、性格は?気合いと根性の鉄人!
金本知憲の身長は180cm、体重は88kgです。広島入団時、同期などに先を越され、思うようにいかず屈辱を味わいつつもしがみついた金本知憲の性格は、ずばり気合いと根性。持って生まれた忍耐強い性格から、名選手となったといっても過言ではない選手です。金本知憲は、その真面目な性格から、虐めを受けて心が折れそうになりながらも、立ち上がり這い上がってきた選手。
公私混同を嫌い、マスコミに家族が取り上げられることを嫌う人でもあります。両親が韓国人なので、金本知憲は在日韓国人3世にあたりますが、2001年に現在の奥さんと結婚するにあたって、日本に帰化しました。この事からも分かるように、金本知憲の性格には、けじめを重視する面もあるといえそうです。
金本知憲の今後は!?阪神の監督の去就如何によって変わる!
巷で騒がれる、金本知憲の次期阪神監督就任要請説。これには、NMB48のセンターでありエース、そしてAKB48でも活躍する山本彩が「現役時代を見てた世代ですので嬉しくて感情が高ぶる。今までと違う阪神になる事を期待しています」とコメントするまでに注目される事態となっています。
山本彩は熱狂的な阪神ファンであり高校野球ファン。クライマックスシリーズに出場できるとはいえ、終盤失速した阪神に対し「お前が言うなと怒られそうですが」と前置きしたうえで、地力が足りないと苦言を呈していました。金本知憲の今後ですが、当然、阪神の監督去就問題いかんによって変わるでしょう。
今の阪神球団は、反星野色を打ち出しており、また優勝した当時のコーチなどはほとんどいません。それが低迷の一因になっているとも言われています。現在の阪神は、Aクラスにはいるものの、優勝には届かない……星野監督時代に鍛えられた遺産があり、かろうじて現状の位置をキープしている阪神ですが、選手も年齢を重ねて行くもの。
やはり根本的な問題解決策として、阪神球団自体が変わらなければ、優勝は見えてこないと思います。また、横浜DeNAベイスターズのように、球団が変わったことや従来の監督選びではないやり方をしたことで、優勝当時よりお客さんが増えファンも増加している球団もあります。
球団が変われば、選手も変わる。その意味で、金本知憲が球団や選手を変えられるかといわれると、それは少し難しいのではないでしょうか。確かに、金本知憲は闘う人ではありますが、仲を取り持つということには未知数です。
鉄人と呼ぶに相応しい名選手だった金本知憲。監督になり、彼なりのやり方で阪神を改革することができれば、もちろん、名選手にして名監督となれる可能性はあります。今から、去就が楽しみですね。