ピーター・フランクルの経歴に驚愕!国際数学オリンピックの金メダリストが大道芸人になったワケとは?

ピーター・フランクルは国際数学オリンピックの金メダリスト!ジャグリングの国家資格を持っている!?


ピーター・フランクルのプロフィール
◆生年月日:1953年3月26日
◆出身:ハンガリー
◆身長:非公開
◆血液型:非公開
◆所属事務所:ホリプロ

ピーター・フランクルのプロフィールは?

タレントとして日本のテレビ界でも活躍するピーター・フランクル。実はかなりハイスペックな人物であるということを知っている人は少ないのではないでしょうか。

1953年にハンガリーで生まれた彼は両親が医師であったことも影響し、子供の頃から理数系が得意だったといいます。両親は医者になってほしいと望んでいたそうですが、姉の影響で早くから数学で特に優れた能力を見せたピーター・フランクルは、数学の道を究めたいと考えるようになります。小学生の頃には高校で習うレベルのことを理解していたというので、彼の数学におけるスキルは相当なものであったことが分かります。

ハンガリーでは一番の名門とされる国立エトヴェシュ・ロラーンド大学の理学部に進んだピーター・フランクルは数学の博士号を取得し、母国で20世紀に活躍した著名な数学者、エルデーシュ・パールとの共著で6篇の論文を発表するなど、優れた能力を発揮しました。

そんなピーター・フランクルは1973年、アメリカ人数学者のロナルド・グラハムとの出会いをきっかけにジャグリングを始めます。逆立ちをしたまま初対面の挨拶をし、ジャグリングも教えてくれたロナルド・グラハムに刺激を受け、「自分もこんな面白い数学者になりたい」と思ったピーター・フランクルはハンガリーサーカス学校でジャグリングを本格的に学び、1978年には舞台芸人の国家資格を取得しました。

以降、各地で行う講演や路上で華麗なジャグリングを披露するピーター・フランクルは、日本ジャグリング協会の名誉理事を務めています。

ピーター・フランクルは国際数学オリンピックの金メダリスト

ピーター・フランクルは1971年、18歳の時にチェコスロバキアのジリナで開催された「第13回国際数学オリンピック」で金メダルに輝いています。1959年から毎年7月に行われる国際数学オリンピックは高校生を対象に、数学の問題を解く能力を各国の代表が競う大会です。日本は1990年に北京で行われた第31回大会から出場を始め、2009年に最高位の銀メダルを獲得しています。

国際数学オリンピックは2日間にわたって行われ、出場者は各日で3問ずつ出題される難問に挑みます。そして採点の結果、上位12分の1の参加者に金メダルが授与されます。

ピーター・フランクルは日本チームのコーチとして出場者を指導し、加えて1992年から小学生以下を対象に毎年行われている「算数オリンピック」の発起人の一人として同大会の委員会専務理事も務めるなど、日本の子供たちの学力向上に貢献しています。

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ピーター・フランクルの両親はナチスの強制収容所体験者!父から聞かされていた名言とは?

ピーター・フランクルの両親はナチスの強制収容所体験者

ピーター・フランクルの両親は2人ともユダヤ人で、第二次世界大戦中はナチス・ドイツの強制収容所で苦しい日々を過ごした壮絶な体験をしています。両親は生きて収容所を出ることができましたが、ピーター・フランクルの祖父母にあたる両親の親はすべてドイツによるホロコーストの犠牲になり、命を落としたといいます。

ピーター・フランクルが各地で行う講演会には様々なテーマが用意されていますが、彼は父親から壮絶な体験を聞かされて育っただけに、人権に関するテーマでの講演も行っています。

ピーター・フランクルが父親から聞かされていた言葉が深い

ピーター・フランクルの父・ヨージェフはユダヤ人であることを理由に、ホロコーストで全財産を没収されるなどの迫害を受けています。そうした経験から、ピーター・フランクルにはいつも「人間の財産は頭と心の中にあるものだけ」と言い聞かせていたのだそう。

父親の言葉に強く影響を受けたピーター・フランクルは、1999年12月に出版した著書「ピーター流外国語習得術」で、日本の若者が勉強よりも部活動やサークル、アルバイトにより多くの時間を費やしているのは問題だとし、自身のステイタスを上げ、良い職に就くためにはもっと勉強に時間を割くべきと述べています。

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ピーター・フランクルのジャグリングも楽しめる講演会が大人気!

ピーター・フランクルが講演会のステージでジャグリンを披露

ピーター・フランクルの行う講演会の内容は多岐にわたり、女性に向けたテーマ、学生の学習法に関するテーマなど、公式に紹介されているものを数えても10を超えます。

たとえば「人生を楽しくする方程式」と題した講演では、今の日本には生きる哲学が欠けている。自分が主役である自身の人生において「夢・勇気・友人」の3つの「ゆ」を大切にし、やりたいことに時間を使えば楽しい人生を送れるはずという内容で話をするそうです。

ピーター・フランクルの講演会は大人気

ピーター・フランクルは各地の自治体や市民大学、企業、学校など様々な機関、団体から依頼され、年間で100回程度の講演を行っているといいます。

彼の講演は人生論、70ヶ国以上を回った体験談、外国人から見た日本、学習法、国際化、人権問題など多種多様なテーマがありますが、どの講演でもジャグリングを披露し、訪れた人を楽しませるピーター・フランクルの講演は、各地で好評を得ています。

また、英単語を使ったゲームや数学パズルなども取り入れた授業や、身近にあるものでできる道具づくりから始めるジャグリング教室も行っているそう。ピーター・フランクルの講演が大人から子供まで幅広い年代に受け入れられるのは、楽しむことを原点においているからなのでしょう。

14ヶ国語を操り、ハンガリー科学アカデミー国外会員、東京大学の非常勤講師、フランス国立科学研究センター教授と様々な肩書きを持つピーター・フランクル。移住して30年以上が経つ日本では、2020年3月から放送がスタートしたNHKの朝ドラ「エール」や大河ドラマ、民放のバラエティ番組への出演など、タレントとしても活動しています。

ピーター・フランクルの講演は単に楽しいという理由だけでなく、やりたいことに時間を使う楽しい人生を体現できている彼だからこそ、その言葉には重みがあり、多くの人が耳を傾けるのではないでしょうか。

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