映画「500ページの夢の束」の主人公はスター・トレック熱狂的ファン!実話?それともフィクション?
映画「500ページの夢の束」はハートフルコメディ!主人公はスター・トレック熱狂的ファン
映画「500ページの夢の束」は、2018年1月にアメリカで公開されたハートフルコメディ映画。主人公は、コミュニケーションに問題を抱える自閉症のウェンディという女性です。SFテレビドラマ「スター・トレック」シリーズの熱烈なファンで、スター・トレックの知識ならば誰にも負けないウェンディ。ある時、スター・トレックの脚本コンテストが開催されることを知り、参加するために500ページの原稿を書き上げました。
しかし、原稿を送っていたのでは、コンテストの締め切りには間に合いません。そこで、原稿を直接届けるために、愛犬とともに一人旅に出ることを決意。道中さまざま困難に見舞われるウェンディですが、スタトレ愛に突き動かされるかのようにハリウッドを目指します。実は、そこには密かな願いもありました。
映画「500ページの夢の束」は実話?それともフィクション?
映画「500ページの夢の束」には、原作や、元にした実話などはなく、完全なフィクション映画となっています。脚本を担当しているのはマイケル・ゴラムコです。本作の他には、グリム童話を実写化して話題になったテレビドラマ「グリム」等の脚本を担当してきました。
マイケル・ゴラムコ自身が熱狂的なスター・トレックのファンだったことから、映画「500ページの夢の束」のストーリーを思いついたそうです。
映画「500ページの夢の束」の原題「PLEASE STAND BY」の意味は?主演は天才少女ダコタ・ファニング
映画「500ページの夢の束」の原題「PLEASE STAND BY」の意味は?
映画「500ページの夢の束」の原題は「PLEASE STAND BY」です。直訳すると「待っていてください」という意味になります。たとえ自閉症であっても、脚本コンテストでの優勝を目指して一人旅をする主人公ウェンディの気持ちを表しているのでしょう。
映画「500ページの夢の束」で監督を務めたのは、障害者が性に向き合う姿を描いた映画「セッションズ」でも知られているベン・リューイン。病気のために6歳の頃から松葉杖生活をしているというバックグランドを持っています。
映画「500ページの夢の束」の主演は天才少女ダコタ・ファニング!
映画「500ページの夢の束」で主人公のウェンディを演じているのは、ダコタ・ファニングです。2002年公開の映画「アイ・アム・サム」で、若干8歳にして全米映画俳優組合賞の助演女優賞にノミネートされた天才少女として記憶されている方も多いでしょう。
現在はすっかり大人になり、オファーが絶えない人気女優へと成長しました。その他のメインキャストとしては、ウェンディを支えるソーシャルワーカーのスコッティ役のトニ・コレットや、姉オードリー役で「スター・トレック イントゥ・ダークネス」でも知られるアリス・イヴが出演しています。
映画「500ページの夢の束」に日本の芸能人が絶賛コメント!
日本では2018年9月7日に公開された映画「500ページの夢の束」に、すでに鑑賞した芸能人が絶賛コメントを寄せています。最上もがは「何かを好きでい続けることは人を成長させる」とコメント。スター・トレックファンであることでも知られる真心ブラザーズのYO-KINGは「スター・トレックのファンとしては、どこまでこの面白さが伝わっているか不安はあるが、それを抜きにしても面白い」、栗原類は「観ていて温かい気持ちになった」といずれも大絶賛しています。
どうやら映画「500ページの夢の束」は、スター・トレックのファンでなくても、ハートフルで良質なドラマとして楽しめるようです。また、映画「ジュノ」や「マイレージ、マイライフ」のダニエル・ダビッキが制作に名を連ねていることも、コメディ要素があって見やすいながらも、ドラマ性が高い作品に仕上がっている要因の1つと言えるでしょう。
さらに、サンダンス映画祭で観客賞を受賞した2012年の「セッションズ」に続いて、ベン・リューイン監督と撮影監督のジェフリー・シンプソンが再タッグを組むことでも映画ファンの期待が高まっています。
主人公はスター・トレックのオタクという設定なので、スター・トレックのファンが楽しめることは間違いありません。その一方で、大人になったダコタ・ファニングの演技にも注目となれば、さまざまな層のファンが楽しめる作品とも言えそうです。