笹本稜平の作品でハードボイルから感動作まで網羅できる!駐在刑事シリーズが連続ドラマ化

笹本稜平の作品でハードボイルから感動作まで網羅できる!駐在刑事シリーズが連続ドラマ化出典:https://www.cinemacafe.net/article/2017/09/22/52697.html

笹本稜平の作品でハードボイルから感動作まで網羅できる!ドラマ化された書籍は?

笹本稜平の作品でハードボイルから感動作まで網羅できる!

ダイナミックな山岳小説やロマンあふれる冒険小説から警察小説まで、幅広いジャンルで活躍する小説家の笹本稜平(ささもとりょうへい)。ここで、笹本稜平のおすすめ文庫本をランキング形式で紹介しましょう。

第1位は、山小屋を舞台に、心に傷を抱えた人々の物語を描いた短編集「春を背負って」。登場人物が自然の中で人間性を取り戻していくまでが丁寧に描かれています。第2位は、所轄刑事の父とエリート警視になった息子の苦闘を描く「所轄魂」です。対照的な立場ながらも心を通わせている父子が軸に据えられていることで、物語に奥行きを与えています。第3位は、駐在所に左遷された刑事が事件を解決するという視点がユニークな「駐在刑事」で、第4位は、ハードボイルドな作風で新境地を拓いたと評された「越境捜査」。第5位は、ヒマラヤで恋人を失った男が山岳ガイドとして再びヒマラヤに対峙することで自分を見つめ直す感動作「還るべき場所」です。ハードボイルドから山岳小説の名作まで、幅広く楽しむことができます。

笹本稜平の「越境捜査」「所轄魂」などドラマ化された書籍は?

笹本稜平の描く警察小説や推理小説には人気シリーズが多数あり、すでにドラマ化もされています。所轄刑事の父と警察キャリアの息子が捜査を共にする「所轄魂」シリーズは時任三郎が主演を務め、2015年にドラマ化されました。また、未解決事件に潜む闇に刑事たちが挑む「越境捜査」シリーズがドラマ化される際に主演を務めたのは、柴田恭兵です。これまでに、2008年の「越境捜査」を原作とする単発スペシャルドラマの他、2010年には「挑発 越境捜査2」を原作とする第2作、2011年には「破断 越境捜査3」を原作とする第3作がドラマ化されています。

笹本稜平の「ソロ」が高評価な理由とは?「遺産 THE LEGACY」は正統派の海洋冒険小説

笹本稜平の山岳小説の魅力!「ソロ」が高評価な理由とは?

笹本稜平は、本格的な山岳小説でも高い評価を得ている作家です。自らも登山をするからこそのダイナミックさと繊細さを併せ持つ描写が、山岳小説の書き手として笹本稜平が抜きんでた評価を得ている理由ではないでしょうか。

そんな笹本稜平の山岳小説の最新刊「ソロ SOLO」は、ヒマラヤ屈指の難ルートに挑む日本人クライマーの姿を描いた作品です。大岩壁を登攀するという緊張感とともに、孤独な若者が周囲との交わりによって成長していく様が爽やかに描かれており、高評価を集めています。

笹本稜平には正統派の海洋冒険小説もある!代表作「遺産 THE LEGACY」とは?

笹本稜平が手掛けるのは、警察小説や山岳小説だけではありません。「遺産 THE LEGACY」や「太平洋の薔薇」といった、大海原を舞台にアクションが展開される正統派の海洋冒険小説もおすすめです。

その代表作とも言える「遺産 THE LEGACY」のあらすじは、水中考古学を学ぶ主人公が400年前に自らの先祖が筆頭航海士として運命を共にしたというスペインの沈没船を引き上げるビッグプロジェクトに挑むというもの。利権を狙う実業家やファンドの思惑も入り混じり、手に汗握る男のロマンが繰り広げられます。

笹本稜平は50代で作家デビュー!駐在刑事シリーズが連続ドラマに!

警察小説から山岳小説、さらには海洋冒険小説まで、幅広いジャンルの作品を発表している笹本稜平は、2000年に51歳で作家デビューを果たしました。もともとは立教大学社会学部を卒業後、出版社に就職して編集者として勤務。その後は、主に海運分野を得意とするフリーライターとして独立しました。このライター時代の経験や知識は、海洋冒険小説の執筆に大いに生かされているのではないでしょうか。50代という遅いデビューではありましたが、その間に培ってきたものが、作家として描ける世界の幅を広げさせたのかもしれません。

そんな笹本稜平が生んだ人気作品の1つ「駐在刑事」シリーズの連続ドラマ化が決定しました。放送が開始されるのは2018年10月19日からで、毎週金曜日にテレビ東京にて放送されます。実は、これまでにスペシャルドラマとして何度か映像化されてきた「駐在刑事」シリーズ。その際に主演を務めた寺島進が、今回の連続ドラマでも主演を務めます。

寺島進が演じる主人公は、取り調べ中に容疑者が自殺をはかったことで、奥多摩にある駐在所に左遷された捜査一課の元刑事・江波。物語は、山深い奥多摩の自然の中で展開していきます。警察組織に裏切られ弾き出されてしまった江波が、駐在所を取り巻く地域の人々との交流や豊かな自然の中で、刑事としての矜持や本来の自分を取り戻していく様が見どころです。同時に山岳小説のトップランナーだけあって奥多摩の山々の描写も、見事な原作の魅力が映像でどのように表現されているのかも注目でしょう。

連続ドラマ化されるにあたっては、主演の寺島進同様、これまでのスペシャルドラマ版に出演してきた北村有起哉や笛木優子、市毛良枝、黒木瞳といったレギュラーキャストの面々ももちろん続投。さらに、佐藤寛太や伊東四朗、眞島秀和、山口まゆといった新たなキャストも加わり、脇を固めます。豪華な俳優陣が揃った連続ドラマ「駐在刑事」が注目されれば、笹本稜平がさらに多くの読者を得て、より大きなブレイクを果たすきっかけになるかもしれませんね。

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