鈴木セルヒオはイケメンハーフ!兄弟揃ってテコンドー五輪代表に
◆出身:神奈川県
◆身長・体重:177cm・58kg
◆血液型:非公開
◆出身大学:大東文化大学
◆所属:東京書籍
◆2019年第12回全日本テコンドー選手権大会 男子58kg級優勝
鈴木セルヒオはテコンドーの貴公子
鈴木セルヒオ(すずきせるひお)は、テコンドー男子58kg級の選手です。身長177cm体重58kgと一見華奢に思えますが、子供の頃から磨いてきたテコンドーの腕前はトップレベル。武道家らしいさっぱりした短髪ヘアと爽やかな笑顔のイケメンぶりも相まって、女性ファンを増やしています。
そんな鈴木セルヒオは日本人の父親とボリビア人の母親を両親に持つハーフで、ボリビアの公用語であるスペイン語も堪能なバイリンガルでもあります。現在は東京書籍にアスリート社員として所属。数々の国際大会で優勝をさらう鈴木セルヒオは「テコンドーの貴公子」とも呼ばれています。
鈴木セルヒオと弟リカルドが兄弟で東京五輪テコンドー代表に
鈴木セルヒオの弟・鈴木リカルドは、テコンドー68kg級の選手です。兄より一回り体格の大きな弟は子供時代にサッカーや水泳に夢中でした。しかし、鈴木セルヒオと共にテコンドーに出会ってからのめり込み、青春時代をテコンドーに費やす毎日を送っています。
兄と切磋琢磨しながら鍛え上げてきた鈴木リカルドも、68kg級ではその強さが光ります。2020年2月に岐阜県鳥羽市で行われたテコンドー東京五輪日本代表最終選考会では、兄弟揃って優勝。兄・鈴木セルヒオとともに初の五輪代表に決定し、「こんな日が来るなんて信じられない」と笑顔で喜びを語りました。
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鈴木セルヒオがテコンドーを始めたきっかけは?父と母も波乱万丈だった
鈴木セルヒオはあのカリスマ俳優に憧れてテコンドーの道へ
鈴木セルヒオがテコンドーを始めたのは、俳優のブルース・リーへの憧れがきっかけだったといいます。ブルース・リーが繰り出すキレのあるサイドキックは、アメリカで「テコンドーの父」といわれるジューン・リーから教わったもの。ブルース・リーの人気とともにテコンドーが世界中に知られ、鈴木セルヒオも影響を受けました。
鈴木セルヒオはボリビアに5歳で移住し、6歳からテコンドーを始めました。テコンドーを極める楽しさを知った鈴木セルヒオは10歳の時、オリンピック出場を両親に宣言。中学生の頃にはボリビアの代表選手に勝つまでの実力を身につけ、「テコンドーの神童」と呼ばれるほどになります。
周囲が驚く上達ぶりを見せた鈴木セルヒオは、両親の勧めで韓国の漢城(ハンソン)高校に留学します。しかし、テコンドーの本場である韓国で強豪として知られる同校ではまったく歯が立たず、挫折を味わうことに。しかし、自分自身に失望しながらも「テコンドーを嫌いにはならなかった」と、東京五輪代表を決めた後に受けた「Number Web」のインタビューで語っています。
そんな鈴木セルヒオがテコンドー選手としてより強くなるために選んだのは、世界クラスの選手を多数輩出している大東文化大学でした。同大のテコンドー部で名監督・金井洋と出会った鈴木セルヒオは、シニアの全日本選手権に大学3年で初優勝。2015年の世界選手権でもベスト16の成績を残しています。
鈴木セルヒオの両親は数奇な人生の連続だった?
鈴木セルヒオの両親の馴れ初めからこれまでは、波乱万丈なものだったといいます。1991年、鈴木セルヒオの父親は南米大陸をバイクで旅していた時に転倒し、事故を負って入院。これをきっかけにボリビアの日本人レストランで働くことになり、同じ職場にいた母親と出会います。2人はその後結婚し、焼きそばの屋台を開きます。
しかし強盗に襲われ、そのショックから日本に帰国。この時、妊娠中だった母親は日本で鈴木セルヒオを出産しました。その後、父親は宅配会社のドライバーなどをしてお金を貯め、鈴木セルヒオが5歳の頃に再び家族でボリビアへ。韓国へ留学するまで、母親の祖国で暮らすことになります。
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鈴木セルヒオのテコンドー初の五輪は?弟の結果は?
鈴木セルヒオは初戦で黒星に終わる
鈴木セルヒオにとって初の五輪出場となった東京オリンピック。初戦のテコンドー58kg級1回戦は、2021年7月24日に千葉の幕張メッセで行われました。エチオピア代表のソロモン・デムセと対戦した鈴木セルヒオは、第1ラウンド17対0、第2ラウンド5対2のストレート負けというまさかの結果で初戦敗退を喫しました。
試合は第1ラウンドからソロモン・デムセが突き・蹴り技などで一方的に攻め、鈴木セルヒオにはカムチョン(減点)が2回。第2ラウンド残り51秒で蹴り技により2点が認められますが、その後は有効打がなく試合終了となりました。
鈴木セルヒオの弟は兄の悔しさ背負うも無念の敗退
鈴木セルヒオは1回戦で敗退と想定外の結果に終わり、その悔しさとメダル獲得の夢を弟・鈴木リカルドに託しました。兄が敗れた翌日、鈴木リカルドはテコンドー68kg級の第1回戦でボスニア・ヘルツェゴビナ代表のネジャド・フシッチと対戦。しかし第1ラウンドから攻め込まれ、第2ラウンド終了時点で22対2と兄・鈴木セルヒオと同じ得点差で敗退しています。
家族はもちろん日本国民も見守る中、2000年のシドニーオリンピック以来となる5大会ぶりのメダル獲得を目指して臨んだ東京オリンピックでしたが、兄弟ともに初戦敗退と苦い結果に終わった鈴木セルヒオ。試合直後は「思うように体が動かなかった」「まだ全然、整理できていない」と涙ながらに語っています。
次開催のパリオリンピックは、3年後の2024年。まだ若い鈴木セルヒオ、リカルド兄弟がさらに技術を磨き、再び五輪の舞台に戻ってこられるのか注目です。
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