堤大二郎は難病の妻・三浦リカを支えていた!アイドル歌手でデビューし、現在はいぶし銀の俳優へ

堤大二郎は難病の妻・三浦リカを支えていた!ジェントルマンエピソードとは?

堤大二郎は難病の妻・三浦リカを支えていた!全身性エリテマトーデスとは?

俳優の堤大二郎(つつみだいじろう)は、2001年に、女優の三浦リカと結婚しました。共演がきっかけで親しくなり、堤大二郎から猛烈にアタック。一緒に芝居を観に行くなどのデートを重ね、結ばれました。

1958年生まれの三浦リカは、1960年生まれの堤大二郎よりも年上です。抜群のスタイルと文句なしの美貌で人気が上昇し、日活映画「サチコの幸」では主演を務め、一糸まとわぬ姿になるシーンに挑み、女優魂を見せました。その他にも「水戸黄門」など数多くの作品に出演しています。

そんな三浦リカが、2010年に、全身性エリテマトーデスという難病にかかりました。膠原病の一種で、皮膚や関節などさまざまな箇所に症状を引き起こす病気です。一般的な治療法として副腎皮質ステロイド投与がありますが、その副作用が女優業に支障をきたす内容だったため、三浦リカはステロイド治療に踏み切ることができずに半年が過ぎました。

その間に病気が悪化してしまい、多臓器不全に陥った三浦リカは、ほどなくステロイド治療を開始しますが、手足のしびれなど後遺症が残ります。そのため、堤大二郎は、愛する妻・三浦リカのそばに寄り添い、料理をつくり、励まし、時には一緒にハイキングに出かけるなどして支えているそうです。

堤大二郎のジェントルマンエピソードとは?

堤大二郎は、20代の頃からモテて国内の芸能人ばかりか、外国の女優とも交際の噂が報道されたことがありますが、結婚したのは三浦リカだけ。
そんな堤大二郎には、素敵なジェントルマンエピソードあります。それは、1984年のドラマ「若き血に燃ゆる~福沢諭吉と明治の群像」に出演していた時のことです。

堤大二郎は、エキストラを共演者として大切にし、「おはようございます」と自分から挨拶。さらに、撮影終了後にエキストラの男性がドーランを落とそうとティッシュペーパーを2~3枚取り、メイクの女性に激怒されているのを見て、「彼はそんなルール知らないんだから」と助けたとか。その後、硬直するエキストラを励まし、「お疲れさまでした」とメイク室から送り出したそうです。

堤大二郎はアイドル歌手でデビュー!撮影中に見舞われた事故とは?

堤大二郎はアイドル歌手だった!デビュー曲は「燃えてパッション」

堤大二郎の現在のヘアスタイルは短髪ですが、若い頃は長めの髪で決めたアイドルでした。同期には、近藤真彦や伊藤つかさがいます。1980年の特撮テレビドラマ「ぼくら野球探偵団」で主演を務め芸能界デビューした堤大二郎は、1981年に「燃えてパッション」で歌手デビューを果たしました。

曲のタイトル通り、若い頃は情熱的な性格が売りで、コメントも強気だった堤大二郎。剣道2段というプロフィールが、強い男のイメージをさらに強めていました。「燃えてパッション」に続き、「恋人宣言」「花はおそかった」などを次々にリリースし、田原俊彦や近藤真彦や松田聖子など、人気アイドル歌手が出演するNHKの「レッツゴーヤング」のレギュラーにも選ばれています。

その後は、「暴れん坊将軍」「大河ドラマ」「水戸黄門」などの時代劇や、「十津川警部シリーズ」のレギュラーなど、俳優として活躍するようになりました。

堤大二郎が撮影中に見舞われた事故とは?芸能活動復帰は1年後

堤大二郎は、1988年に、たがみよしひさの漫画が原作のドラマ「軽井沢シンドローム」の主演に抜擢されました。しかし、撮影が順調に進み、あと2日でクランアップできるという時に事故が起きました。

4WDのワゴン車を運転しながらの演技をしていた堤大二郎は、中央分離帯に車を乗り上げ、立木に激突して横転させてしまいます。その結果、共演者やスタッフなど6人が重軽傷を負い、堤大二郎も打撲や骨折で全治2カ月の怪我を負いました。そして、スタッフの1人が亡くなられました。撮影は中止になり、作品自体も放映されることなく中止という判断に。

略式起訴と罰金20万円の処罰を受け、年内の芸能活動自粛を決めた堤大二郎。そこに至るまでには、事故で家族を亡くした遺族は、堤大二郎を責めるどころか励まし、日本俳優連合も7万人の署名を集め、堤大二郎を支えたと言います。その後、堤大二郎が芸能活動に復帰したのは、事故から1年後でした。堤大二郎は、亡くなられたスタッフの墓参を毎年欠かさず何十年も続けているそうです。

堤大二郎は赤塚不二夫役を演じていた!「これでいいのだ」

堤大二郎は、1994年のNHKのドラマ「これでいいのだ」で、主人公である若き日の赤塚不二夫役を演じています。作品だけでなく、本人の言動もユニークなことで知られた赤塚不二夫に無理に似せるというより、自然体の演技を見せたところが印象的でした。共演者は、仲間の漫画家役に嶋田久作や柳沢慎吾。母親役は佐久間良子で、赤塚不二夫の妻役は田村英里子でした。

その後も、さまざまな俳優が赤塚不二夫を演じてきましたが、2018年には、NHKでドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」の放送されました。今回、赤塚不二夫を演じたのは玉山鉄二です。その他のキャストも、比嘉愛未や長谷川京子、森川葵など個性派が揃いました。

堤大二郎オフィシャルファンクラブ「D-CLUB」にて、西日本の豪雨災害の復旧・復興を願い、募金を呼びかけ、義援金を被災地に送る活動をしています。いかにも誠実で心温かい堤大二郎らしい活動です。俳優としては、2015年の松重豊主演ドラマ「警視庁特命刑事☆二人」に、捜査一課係長・吉田敬三役で出演し、重厚な演技を見せました。しかしその後は、映像作品への出演は見られないようです。とはいえ、60代を目前にしてますます円熟味を増していく堤大二郎。今後も、今の年齢ならではの役で、ドラマや映画に出演してほしいですね。

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