2020年5月15日 更新
和田毅がメジャーから日本へ復帰か?嫁や子供の現在は?
和田毅 カブス戦力外 日本球界復帰が現実味に
メジャーリーグ・シカゴカブス傘下でプレーしていた投手の和田毅。その去就が注目されていましたが、ついに、カブスから戦力外と発表されてしまいました。4年間の米球界では、ほとんどが故障に悩まされ、和田毅が満足にプレーできたシーズンは1年のみ。
今シーズンも左肩の炎症に悩まされ、登板はわずかに8試合。その結果、プレーオフ進出を果たしたチームのメンバーから外されていました。「マイナーでもいいから米国にいたいと思うのか、それとも日本に戻りたいと思うのか。今はまだ冷静に考えられないし、その必要もないと思う」と和田毅本人が語っていることからみて、何が何でも米球界でプレーを続けたいという強いこだわりは感じられません。
とすれば、日本球界復帰が現実味を帯びてくることも十分あり得ます。古巣のソフトバンクを始めとして、複数球団が和田毅の獲得に名乗りを上げるのは確実。どの球団が獲得合戦に参戦するか要注目です。好選手を輩出した「松坂世代」の一人でもある和田毅ですが、筆頭の松坂大輔らがかつての輝きを失いつつあり、引退した選手すらいる中で、健在ぶりをアピールできるのでしょうか。それとも、来シーズンも米球界でのプレーを続けるのでしょうか。
和田毅 嫁は元グラビアアイドル 夫婦仲は変わらず良好
和田毅の嫁は元グラビアアイドルで、タレントとしても活動した仲根かすみ。祖父がフランス人という記載もありますが、定かではありません。しかし、そういわれて見ても違和感がないほど、仲根かすみは整った顔立ちです。堀越高等学校卒業後、ドラマやバラエティー番組、スポーツ番組、教育番組など幅広い分野で活躍していましたが、2005年12月の結婚を機に芸能活動から引退。
2006年9月に和田毅との間に長女をさずかって、今は家庭をあずかる良妻賢母に徹しています。和田毅と仲根かすみの長女の名前は、心結(みゆ)。現在満9歳を迎えており、今が一番かわいいお年頃でしょう。両親がともに美男美女ですから、さぞかし整った顔立ちだと想像できますね。和田毅の結婚生活は、今年で満10年を迎えようとしていますが、夫婦仲は今も良好だとみられます。
結婚当初も「自分が弱っているときに一番そばにいてくれた嫁さんを100%信頼している」と言っていた和田毅。カブスでメジャーリーグ初勝利を挙げた試合後の会見でも、嫁・仲根かすみへの感謝の言葉を述べていることから、精神的に固いきずなで結ばれていることがうかがえます。
ちなみに、仲根かすみの実の母親は、元南海ホークスで投手として活躍した佐藤道郎と再婚しています。母娘とも、旦那がプロ野球選手で同じホークス(経営母体は異なりますが)の主力投手だったという共通点があるのが面白いですね。
和田毅の大学や日本、メジャーでの成績や年俸の推移は?
和田毅 大学~日本プロ野球の成績はずば抜けた安定感 米球界入り後は故障に苦しむ
和田毅の大学から日本プロ野球までの成績は、ずば抜けた安定感に満ちた内容です。早稲田大学在学時は、投手陣のエースとして52年ぶりの春秋連覇達成に貢献し、東京六大学リーグ通算62試合登板27勝13敗、防御率1.35、476奪三振を残しています。27勝は、早稲田大の左投手として最多の勝利数ですが、それに増して光るのが476奪三振です。
あの江川卓が持っていた東京六大学リーグ記録443を更新し、476まで記録を伸ばしたのが2002年のことでした。その後、自由獲得枠で福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)に入団し、通算9年プレーして210試合登板107勝61敗、防御率3.13、1329奪三振の成績を残しています。
ルーキーイヤーの2003年には、先発投手陣の一角として、14勝5敗の安定した成績で新人王に輝き、チーム日本一に大きく貢献。2010年には17勝8敗で最多勝のタイトルも獲得、MVPにも輝いています。9年間で2けた勝利7回、210試合中先発登板は207試合だったことから、和田毅の先発投手として安定感あふれる活躍ぶりが確認できます。
そして2011年に14勝を挙げた和田毅は、8年ぶりの日本一に貢献したことを置き土産に、海外FA権を行使してメジャーリーグ入り。しかし、そこからは、故障に苦しめられたこともあって成績はパッとしません。ボルチモア・オリオールズとシカゴ・カブスでそれぞれ2年間在籍し、カブスでの2シーズンで残した21試合で登板5勝5敗、防御率3.36がメジャー成績のすべて。度重なる故障に悩まされたことが大きいとはいえ、和田毅本人も非常に不本意でしょう。
和田毅 日本プロ野球の年俸は上昇カーブ 米球界では4億円前後
和田毅の年俸は、1500万円でスタート。毎年のように安定した成績を残し、所属した球団が高年俸選手を輩出する福岡ダイエー、ソフトバンクということもあり、和田毅の年俸も上昇カーブを描くように推移していきます。4年目の2006年には、和田毅の年俸は、1億円を突破して1億4500万円に。翌年には2億円到達。
その間の若干の増減を経て、日本での最終シーズンとなった2011年には、前年のMVPと最多勝獲得もあって年俸3億3000万円にまで上り詰めています。そして、米球界入りした2012年以降は、和田毅は、日本円換算で約4億円前後の年俸を得ています。
ただし、2013年オフにオリオールズを自由契約となってカブスへ入団した際は、マイナー契約だったため、2014年の和田毅の年俸は約6000万円にダウン。来シーズンの年俸がどのような条件になるかも注目ですね。
和田毅 ソフトバンクや阪神、ヤクルトなどで獲得争奪戦?
今月12日(現地時間11日)、カブスから戦力外と発表された和田毅。今シーズンは左肩の炎症に苦しみ、わずか8試合で1勝に終わりました。日本球界からメジャーリーグに挑戦した選手は、ほとんどが精彩を欠くありさまですが、和田毅もその例に漏れませんでした。
和田毅自身は今後の去就は明らかにしていませんが、34歳という年齢面もあり、米球団は契約には消極的だとみられます。とすれば、選択肢はおのずと日本球界復帰に限られ、古巣のソフトバンクが真っ先に和田毅獲得に動く可能性が高くなっています。そのほかにも、金本知憲新監督誕生が発表されたばかりの阪神も、先発投手陣の補強目的で和田毅を獲得調査に動いているという報道も。
さらには、和田毅の争奪戦には、ヤクルトやオリックスも名前が挙がっており、水面下はしのぎを削るような獲得合戦になりそうです。和田毅自身の故障の具合が気になるところですが、腰を据えてしっかり治療に励めば、過去の実績と経験からいって活躍の場はありそう。
ただ、古巣ソフトバンクは、先発投手陣が豊富で、先発の枠が残されているかどうかは保証がなく、他球団という選択肢も十分にあると思われます。余談ですが、ソフトバンクでチームメイトだった川崎宗則や、同じ「松坂世代」の藤川球児も去就が不透明。複数球団が獲得争奪戦を繰り広げるのは間違いないとみられます。
オフシーズンの和田毅や川崎宗則、藤川球児などの去就表明が気になるところです。そして、米球界で不本意な成績続きに終わった和田毅の巻き返しがあるかも注目です。