ウルトラマン兄弟の意外な家系図!歴代ウルトラマン俳優は誰?

ウルトラマン兄弟の意外な家系図!歴代ウルトラマン俳優は誰?

ウルトラマン兄弟間の意外な家系図が拡散!「タロウはセブンの父とウルトラの母との間に生まれた」などトンデモ設定!

ウルトラマンは、1966年7月にテレビ初登場して、50周年を迎える不滅のヒーロー。地球から300万光年離れた光の国・M78星雲からやってきた巨人が、巨大怪獣や異星人と闘う姿に、当時の子供たちは瞬く間に魅了されていきました。

ウルトラマンシリーズは、「ゴジラ」などを手掛け、ハイレベルな特撮技術を誇る円谷プロの代表作としても広く認知されています。後続作品も次々に制作され、特撮ヒーローもののフォーマットとて、世代を越えた人気を誇るウルトラマン。長年にわたって地球の平和を守り続ける我らのウルトラマンですが、その家系図は意外と知られていないようです。ネットなどでも、兄弟間の家系図が拡散しているのですが、かなり意外な相関関係が書かれており、混乱を招くこともしばしば。新しい世代のウルトラマンが誕生し続けていることもあり、誰が誰やら判別できなくなっているのも手伝っているのかもしれません。

たとえば、ネットに拡散した家系図によれば、「ウルトラマンタロウは、ウルトラセブンの父とウルトラの母との間に生まれた」とされていたり、「ゾフィーの父親はウルトラマンの母親と関係した」「ウルトラマンエースはゾフィーとウルトラマンの母の間に生まれた」とされているなど、意外というか、トンデモな設定となっています。意外と生々しい記述もみられるため、少年時代に学習誌などで知識を仕入れた中年世代にとっては、ショックが大きいでしょうね。

ウルトラマン主役俳優は誰がいる?「子供番組」のレッテルと役のイメージに苦しんだ歴代!

ウルトラマンシリーズで、主役を務めてきた俳優には誰がいるのでしょうか。初代ウルトラマンに変身する科学特捜隊・ハヤタ隊員を演じたのが黒部進。娘の吉本多香美も「ウルトラマンティガ」にレギュラー出演したことで話題になりました。映画の端役から「ウルトラQ」へのゲストを経て、主役に抜擢された黒部進。当時は、テレビの子供番組という意識があり、主役とはいえ、決して乗り気ではなかったようです。

後々まで「ハヤタ隊員」のイメージを背負うのを重荷に感じていたとも語っていますが、今は意識に変化が見られ、「初代のハヤタと言えるのは僕だけ」と公言するようになっています。のちのウルトラマン俳優として、森次晃嗣(当時は森次浩司)、団時朗(当時は団次郎)、高峰圭二、篠田三郎、真夏竜、長谷川初範らといった顔ぶれが並びます。歴代シリーズの主役たちも、「子供番組」のレッテルと、役のイメージで見られ続けることに大きな葛藤を感じ、その後の俳優活動でも、ウルトラマンの呪縛から逃れようと苦しみ続けたのは初代・黒部進と同様。

しかし、のちにそれぞれが「ウルトラシリーズで主役を務めたことは、その後の大きな財産となった」という趣旨の発言をするようになっています。平成に入ってからは、将来を嘱望される若手俳優が主役を張るケースが増えてきており、ウルトラマンシリーズでの主役は、若手俳優の登竜門と位置付けられているようです。

ウルトラマン列伝の感想と評価!歴代ウルトラマンシリーズの視聴率は?

『ウルトラマン列伝』で評価の高いエピソードを厳選!シリーズ評価の貢献大!

『ウルトラマン列伝』は、ウルトラマンシリーズを語る上で欠かせません。シリーズ開始45周年となる2011年7月からテレビ東京系列で放送、リニューアル作の『新ウルトラマン列伝』まで合わせると、5年間で計259話のロングランとなりました。タイトルから分かる通り、『ウルトラマン列伝』は、歴代ウルトラマンの活躍を振り返るという形式です。

つまり、人気が高かった過去のウルトラマン作品のセレクションに、撮り下ろしの映像も加えた再編集番組です。当初の放送予定は3クールまででしたが、人気の高いエピソード放送も功を奏したのか、予想外の好評を博しました。そのため、延長に次ぐ延長で、シリーズ中でも一番息の長い作品となったのです。2013年7月からは、『新ウルトラマン列伝』としてスタートし、2016年6月で幕を閉じました。

純粋な新作ではないものの、『ウルトラマン列伝』は、低迷していたウルトラマンシリーズへの評価が高まる1つのきっかけとなりました。悪化していた経営に青息吐息だった円谷プロへのカンフル剤ともなり、質の高い新作品の製作へも結実したわけですから、非常に大きな意味を持つと評価できます。これまでの作品から、評価が高い名作や、ファンに人気の怪獣・異星人の登場するものが選び抜かれ、当時で一番新しいウルトラ戦士のウルトラマンゼロが主にナビゲーションを務めます。

単に過去の作品だけでなく、劇場新作とも連動して、それぞれの前振りや後日の結果を描く場合も。『新ウルトラマン列伝』にリニューアル後は、同じ円谷プロの『ウルトラQ』や『ジャンボーグA』、『ミラーマン』、『ファイヤーマン』が登場したのもファンにとっては嬉しいところでした。

感想として残念なのは、尺の都合で一部の場面がカットされる場合があり、元のエピソードの味わいが失われる場合が見られたこと。再編集の宿命なのでしょうか。とはいえ、『ウルトラマン列伝』が、シリーズ人気に大きく貢献したという評価は揺るがないところでしょう。

ウルトラマン視聴率シリーズ最強は初代ウルトラマン!平均36.8%の無敵ぶり!

ウルトラマンシリーズは、長い歴史を重ねてきましたが、歴代の視聴率は、どれほどの数字を得ているのでしょうか?最強を誇るのが『「ウルトラマン」、いわゆる初代ウルトラマンで、最高視聴率42.8%、平均視聴率でも36.8%という無敵の強さを誇りました。単純計算で3人に1人はウルトラマンを観ていたことになります。

ウルトラマンがM78星雲へ帰還する最終回を見た子供たちが、窓から空を見上げて見送ったという伝説もあるほど、当時の子供たちにとって身近な存在だったウルトラマン。次作の「ウルトラセブン」も視聴率低迷といわれながら、最高視聴率33.8%、平均視聴率でも26.5%を確保。重厚なストーリーは、子供たちに少々難解でしたが、現在でも十分通用する質の高さとメッセージ性を帯びた作品として今も人気を誇ります。この2作は、視聴率面でも別格の強さです。

しかし、それ以降のウルトラマンシリーズは、視聴率で徐々に苦戦を余儀なくされていきます。3年のブランク後に再開した「帰ってきたウルトラマン」は、シリーズ再開に賭けるスタッフの高いモチベーションがあり最高視聴率29.5%、平均視聴率22.7%と善戦しました。しかし、男女合体変身を導入した「ウルトラマンA(エース)」あたりから、平均視聴率が20%を割っていきます。

その頃は、「仮面ライダー」、「マジンガーZ」という伝説的な強敵番組が子供たちの人気をさらっていった時期と重なります。さらに予算の削減や、アイデアの枯渇なども重なり、人気低迷の観は否めません。明るい作風を押し出した「ウルトラマンT(タロウ)」までは最高視聴率20%台を維持したものの、生きる厳しさを謳った「ウルトラマンレオ」では、最高視聴率17.6%、平均視聴率10.7%という状況に陥り、ひとまずシリーズにピリオドが打たれます。

学園ものとして復活した「ウルトラマン80(エイティ)」も最高視聴率18.7%、平均視聴率10.0%と奮戦したのですが、これ以降のウルトラマンシリーズの視聴率は、最高、平均とも10%台に届いていません。新時代のウルトラマの前には、少子化というさらなる強敵も立ちはだかっているようです。

ウルトラマンは円谷プロ試行錯誤の末に誕生!記念サイトでシリーズの歴史を振り返ろう!

ウルトラマンシリーズの歴史がスタートしたのは1966年7月10日のこと。「ウルトラQ」の後番組として、前夜祭「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」で、初めてテレビにその姿を見せました。今年は、そんなウルトラマンシリーズ放送開始50周年を迎えます。

当初、円谷プロの企画室長である金城哲夫らが企画を練り、カラス天狗を思わせる謎の宇宙人「ベムラー」が、難事件専門チーム「科学特捜隊」に協力して人類の危機を救うという案が提示されますが、「ヒーローが怪獣と区別がつかない姿はまずい」とボツに。代替案として、甲冑をまとったヒーロー「レッドマン」が活躍するという案も、デザイン面を理由にまたもボツ。

試行錯誤の末に、「ウルトラマン」が誕生したのです。スタッフの心配をよそに、第1話で視聴率34%を記録。謎の巨人が巨大怪獣を颯爽と退治する姿が、子供の話題を独占するのに時間はかかりませんでした。こうして、ウルトラマンシリーズは、その歴史的一歩を踏み出したのです。放送開始当初は、円谷プロも、ここまで息長くシリーズの歴史を重ねるとは思ってもみなかったことでしょう。

長い歴史の中で、いくたびもシリーズ存続危機を迎えたことがあったというウルトラマン。しかし、単なる子供番組にとどまらず、現在にも通じるテーマや人間ドラマを描き込んだ作品を制作し続けたスタッフの姿勢は一貫していました。「どんな時代でも、子供たちが憧れるヒーローが必要」とハヤタ隊員役の黒部進が語る通り、ウルトラマンシリーズは子供たちのヒーロー像を代表しているといえます。光の国の使者・ウルトラマンは、今後も不滅のヒーローであり続けることでしょう。現在、円谷プロが公開している50周年記念サイトなどで、これまでのシリーズの歴史を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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