里綾実投手の球速や球種は?プロ野球の始球式にも堂々登場!
里綾実投手の球速はMAXで125キロ!打者の手元で鋭く変化する球種について知りたい!
1989年12月21日生まれで鹿児島県出身の里綾実投手は、女子プロ野球選手です。2013年に、京都府を拠点にしている女子プロ野球チーム「ノース・レイア」のトライアウトに見事合格しプロ入り。2015年からは、愛知ディオーネに移籍しています。
侍ジャパン女子代表にも選ばれ、現在はエースとして活躍している里綾実投手の強みは、素晴らしい球速です。里綾実投手が記録したMAXの球速は125キロ。スピードに乗って走るストレートは、彼女の武器と言えます。さらに、MAX125キロの威力を誇るストレート以外にも、カーブやスライダー、シュートといったさまざまな球種も投げ分ける里綾実投手。女性ならではの柔軟性を生かし、打者の手元で鋭く変化する変化球は、相手チームにとって脅威です。
里綾実投手がプロ野球の始球式に登場!結果は?
女子プロ野球界で活躍する里綾実投手が、2016年5月に行われたプロ野球の始球式に登場しました。福岡ソフトバンクホークスと東北楽天ゴールデンイーグルスの試合の始球式のマウンドに立った里綾実投手の球は、外角高めでキャッチャーミットに収まりました。続いて、翌6月には、埼玉アストライアの加藤優投手と共に、中日ドラゴンズと千葉ロッテマリーンズ戦に登場。プロならではの迫力で会場を沸かせました。
里綾実投手が大切にしている言葉とは?奄美市栄誉賞を受賞
里綾実投手が大切にしている「ようりようり」は奄美の方言だった!込められた意味とは?
愛知ディオーネや侍ジャパン女子代表として活躍している里綾実投手が、大切にしている言葉「ようりようり」が話題になっています。注目されるきっかけになったのは、愛知ディオーネの公式ブログです。2017年3月に里綾実投手によって更新されたブログ記事には、新生活を応援するメッセージが書かれており、そこに「ようりようり」という言葉が使われていました。
「ようりようり」とは、里綾実投手の故郷である奄美大島の方言で「焦らずにゆっくりと、自分のペースで」という意味を持つそう。厳しいプロの世界で日々戦いを続けている里綾実投手が口にするからこそ、重みが増すと言えるでしょう。
里綾実投手が奄美市栄誉賞を受賞!
2016年、里綾実投手に生まれ故郷である奄美市から、奄美市栄誉賞が贈られました。奄美市栄誉賞とは、世界を舞台に活躍し、奄美市の名声を国内外に広めることに功績があった個人や団体を称える目的で創設された賞。表彰されるには、世界規模の大会で成績を残す必要があります。
里綾実投手は、2016年に開催された女子野球ワールドカップの日本代表に選ばれ4連覇達成に貢献した上、MVPを獲得した功績が認められ、表彰されました。同年には、日本女子プロ野球機構の角谷賞(MVP)も受賞した他、翌2017年と2018年の女子野球ワールドカップでもMVPを連続受賞した里綾実投手。もはや世界トップクラスの投手と言っても過言ではありません。
里綾実投手ら侍ジャパン女子代表は遠征先で自炊生活!選手たちに人気の「SATO’S キッチ」とは?
2018年に開催された第8回WBSC女子野球ワールドカップで、6連覇を目指す侍ジャパン女子代表のエースに里綾実投手が選ばれました。国際試合に出場するナショナルチームには、専属のシェフが帯同するケースもありますが、ロサンゼルス経由でフロリダ入りした侍ジャパン女子代表は、自炊生活を送っていたと言います。それには狙いがあり、橘田恵監督は「役割分担し、自分の役割を全うする」ためだと説明。さらに「周りをよく見て、手助けが必要であれば助ける」と、チームワークを高める意図があることを明らかにしました。
実は、総勢20人の女子選手たちの中で、最も料理上手なのは里綾実投手だそうです。目の前にある食材を見るや瞬時に調理法を決め、手際よく仕上げることから「SATO’S キッチン」と呼ばれて親しまれています。その手際の良さには、投手としての彼女の強みとも共通点が見られるとか。かねてより、試合では「準備」と「対応」を大切にしていると公言している里綾実投手。この「準備」と「対応」は、料理にも不可欠です。
つまり、里綾実投手が選手生活を送る中で築き上げてきたエースとしてのスタンスが、料理にも反映されていると言えるでしょう。熱戦が繰り広げられた第8回WBSC女子野球ワールドカップでも、完封リレーを見せた里綾実投手を擁する侍ジャパン女子代表は、見事に大会6連覇を達成しました。里綾実投手には、これからも、日本いや世界トップクラスのピッチングで、女子プロ野球選手界を盛り上げるべく、「ようりようり」頑張ってもらいたいですね。