桃田賢人のプロフィールや経歴は?過去の過ちから見事に復活!
桃田賢人はオリンピック金メダル候補のバドミントン選手!ジュニア時代から凄かった?
桃田賢人(ももたけんと)は、オリンピック金メダル候補に名前が挙がるほどの実力を持つ、バドミントン男子シングルスの選手です。1994年9月1日生まれ、香川県三豊市出身の桃田賢人の経歴を見てみると、小学6年生の時に「全国小学生選手権シングルス」で優勝するなど、ジュニア時代から既に才能は秀でていたことがわかります。
中学生の時に福島県に居を移し、福島県富岡町立富岡第一中学校3年生の時には、「全国中学校バドミントン大会」で優勝。福島県立富岡高等学校に進んだ後も、国内外の大会で活躍するなど将来を嘱望されるバドミントン選手として知られるようになりました。高校を卒業後はNTT東日本に入社し、その年の「全日本社会人選手権大会」に初出場、初優勝を成し遂げるという鮮烈なデビューを果たしたのです。
2016年4月にはインドオープン決勝で見事勝利し、スーパーシリーズで初優勝した桃田賢人。この優勝によって、4月7日付の世界ランキングで2位という自己最高位(当時)を記録するなど、日本バドミントン界の期待の新星として注目されていました。次期開催のリオデジャネイロ・オリンピックでは金メダル間違いなしとの声も高まり、大いに期待を寄せられる選手の一人だったのです。
桃田賢人が過去の過ちとは?失敗から学び、見事復活!
世界ランク2位、リオデジャネイロ・オリンピック金メダル候補として期待されていた桃田賢人ですが、2016年4月に違法賭博行為が発覚し、無期限の試合出場停止という重い処分を受けることになります。当時、同じ会社のチームの先輩だった田児賢一の紹介で6回程違法カジノ店に出入りしていたという事実が明らかになり、桃田賢人は出場中だったマレーシア・オープンを棄権し、急遽帰国することになったのです。
いわゆる「闇カジノ」に手を出してしまった桃田賢人は、金メダル確実と言われていたリオデジャネイロ・オリンピックにも出場できず、謹慎生活を送ることとなります。謹慎中は、会社で保健担当として資料作りを行うなど、今までのような“トップ選手”として優遇された環境ではありませんでしたし、世間の目も冷たいという辛い状況でした。
しかし、世間の目が冷たい時も、会社や周囲の人は見守り、支えてくれたのだとか。そんな周囲の支えの甲斐もあってか、約1年後の2017年5月には処分が解除となっています。謹慎中には、苦手だったフィジカル・トレーニングにも励み、復活の為、たゆまぬ努力を続けた桃田賢人。過去の過ちは消すことはできませんが、失敗から学び、成長した姿を全力プレーで見せてくれています。見事な復活劇は、まだ始まったばかりですね。
桃田賢人の対応に中国ネットが絶賛!成長を感じさせるコメントの内容とは?
桃田賢人の対応に中国ネットも好意的!?勝っても奢らない姿勢を絶賛
過去の過ちから見事復活した桃田賢人ですが、プレーはもちろん、メンタル面でも成長したと言われています。そんな桃田賢人の“心”の変化が話題になったのは、2018年8月5日に中国・南京で開催された「世界選手権男子シングルス」の決勝後のコメントです。
決勝で中国の石宇奇(シー・ユーチー)と対戦し、2-0のストレートで勝利した桃田賢人ですが、「自分のベストを尽くすことだけを考えた」「李宋偉(リー・ゾンウェイ)選手や林丹(リン・ダン)選手のように長くプレーし続け、応援してくれる方にレベルが高くて面白い試合を見せたい」とコメントしました。
勝っても奢らない姿勢を見せた桃田賢人のコメントに、中国ネットも「言葉に(周囲への)リスペクトがある」「人格は素晴らしいようだ」と絶賛。礼儀正しく、謙虚で控えめだと中国ネットも好意的な評価を受け、“心”の成長が見られるコメントでした。
桃田賢人のコメント内容に溢れる感謝の気持ち!心身共に成長を感じさせる変化も
中国ネットで絶賛された他にも、謹慎が明けてからの桃田賢人のコメントには随所に成長が見られます。
ジュニア時代から才能に溢れ、トップ選手の階段を駆け上がってきた桃田賢人ですが、謹慎前の彼は、ビッグマウスで横柄なコメントをすることもありました。優勝賞金の使い道を聞かれ、「子供たちにバドミントンで夢が与えられるように、ど派手に何か使いたいですね」と豪勢な生活を送ることで夢を与えられると、若さ故に勘違いしていたこともあったようです。
しかし、過去の過ちから学んだ桃田賢人のコメントには、感謝の気持ちが溢れています。「感謝の気持ちを忘れず、1試合ずつ、自分らしく戦う」「相手への感謝などコートの中の振る舞いを見てもらい、応援したいなと思ってもらえる選手になりたい」と常に「感謝」を口にし、心身共に成長が感じられるコメントをしています。
桃田賢人が世界ランク1位の実力を発揮!2018年“頂上決戦”「全日本選手権」で優勝
過去の過ちから見事復活し、感謝の気持ちを込めた全力プレーで快進撃を見せている桃田賢人。2018年9月16日に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京・武蔵野)で行われた「ダイハツ・ヨネックス・ジャパンオープン」で優勝し、9月27日付けの世界ランキングでは堂々の1位となりました。
試合終了後、桃田賢人は「復帰して、海外のトーナメントはたくさん出たけれど、日本での国際試合は特別な気持ちがあった」とコメント。日本のファンの前で成長した姿を見せ、今まで支えてくれた方達に恩返しできる貴重な優勝を果たすことができました。
そして2018年12月2日、堂々の世界ランク1位として日本一を決める、まさに頂上決戦となる「第72回全日本選手権」(東京・駒沢オリンピック公園総合体育館)に臨んだ桃田賢人は、決勝で西本拳太(トナミ運輸)と対戦しました。苦しい場面もありましたが、2-1で日本一の頂上決戦を制し、優勝した桃田賢人。約1年間の謹慎後、心身共に成長した末に掴んだ日本一の喜びは、格別なものがあるでしょう。
復帰後の見事な活躍が認められ、桃田賢人は2019年のバドミントン日本代表チームのA代表に選出されました。今後の更なる飛躍が期待される中、年末は、マレーシアのプロリーグ「パープルリーグ」への参戦が予定され、来年は5月に「スディルマン杯」(中国・南寧)、8月には「世界選手権」(スイス・バーゼル)が控えています。
素晴らしい技術力に加え、感謝の気持ちを学んで一回り成長した桃田賢人のこれからが楽しみです。支えてくれた人達や子供たち、そして何より自分を裏切ることのないように、ひたむきにバドミントンと向き合って欲しいですね。
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