津嘉山正種はワンピース・ロジャー役でおなじみ！妻や息子は？ケビン・コスナーの吹替えも好評

津嘉山正種のプロフィールを紹介！

声優、ナレーターとしても活躍する俳優の津嘉山正種（つかやままさね）は地元・沖縄の高校を卒業後、琉球放送で番組制作の仕事をしながら地元の劇団で活動していました。

やがて、本格的に芝居の勉強をしようと決意した津嘉山正種は会社を辞めて上京し、1964年に劇団青年座へ研究生として入団。アルバイトで生計を立てながら毎日レッスンに励み、7年後に劇団員となりました。1970年頃からは声優としても活動し、海外ドラマや映画の吹替えからアニメまで、広くこなしています。

ケビン・コスナーやロバート・デ・ニーロの吹替え声優としても知られる津嘉山正種。吹替えを担当する時には日本語版の方が作品の質が上がったと思われることを目標とし、作品に出演する大物俳優たちの演技を超えてやろうと野心を持って挑んでいるといいます。

多くの海外作品で吹替えを担当する津嘉山正種ですが、1975年に日本で放送されたドラマ「刑事コジャック」には、特に思い入れがあるのだとか。津嘉山正種にとっては初のレギュラー作品でもあり、特別な思いもあるのでしょう。

同作の吹替えを担当したレギュラー陣は「コジャック会」を結成するほど仲が良く、出演者で積立てをして年に一度旅行に出かけていたといいます。1994年1月にコジャック刑事を演じたテリー・サバラスが亡くなった時はこの旅行中で、名優を悼んで献杯したと過去のインタビューで明かしています。

津嘉山正種は1995年のアメリカ映画「ウォーターワールド」の日本語吹替え版でケビン・コスナー扮する主人公・マリナーを演じました。このつながりで、大阪のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）内のエリア「ウォーターワールド」のナレーションも担当しています。USJを訪れる機会があれば、ショーの前後に流れるナレーションにもじっくりと耳を傾けてみてください。

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大病を乗り越え、俳優としても活躍

俳優としても多くの作品に出演している津嘉山正種。よく知られているのは、警視庁長官・池神静夫役で出演した「踊る大捜査線シリーズ」でしょう。また、「火曜サスペンス劇場」や「土曜ワイド劇場」など、2時間ドラマでも多数の作品に出演しています。

最近では、2019年10月から放送をスタートしたドラマ「同期のサクラ」に、高畑充希演じる主人公・サクラを、他界した彼女の両親に代わって育てた祖父・北野柊作役で出演。孫を思う優しいおじいさんの姿が、視聴者の好評を得ました。

そんな津嘉山正種は1988年4月にクモ膜下出血で倒れたのをはじめ、2005年7月に軽度の脳梗塞、2009年3月には脳卒中を発症しています。いずれも治療と療養期間を経て復帰していますが、油断すれば大事に至る病でもあり、再発を心配する声が聞かれます。三度もの大病を乗り越え、素晴らしい作品を送り出している津嘉山正種。今後も健康を第一に、活躍を続けてほしいものですね。

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津嘉山正種の息子は人気ラーメン店の大将

津嘉山正種はオペラ歌手の成田絵智子（なりたえちこ）と結婚し、息子を一人もうけています。息子は沖縄でラーメン店を営んでおり、観光ガイド本や、グルメサイトの口コミでも評判の人気店として紹介されています。

店内に貼られているお品書きは、息子が大将として切り盛りするお店の繁盛を願い、津嘉山正種が自ら直筆したものだとか。味わいのある文字で書かれたお品書きから、息子に対する深い愛情が伝わってくるようです。

津嘉山正種の息子が営むラーメン店「麺神まるよし」は、2008年4月のオープンから約10年間普天間で営業した後、2017年8月に北谷のアメリカンヴィレッジ内に移転しました。移転後は観光地という場所柄、外国人客の来店も多いのだとか。また、中頭郡読谷村に姉妹店があり、こちらもつけ麺が美味しいと評判です。

数量限定のヴィーガンラーメンや季節で変わる限定メニューをはじめ、他店にはない独自の工夫が凝らされたラーメンやつけ麺を味わえるということで人気の様子。不定期で休みがあるようなので、お店のツイッターやFacebookで店休日を確認したうえでの来店がおすすめです。

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津嘉山正種のロジャー役も好評！

海外作品の吹替えに加え、アニメ声優としても活躍する津嘉山正種。「賭博黙示録カイジ」に登場する帝愛グループの総帥・兵藤和尊の他、「ペルソナ」で主人公に更生するための課題を課していくベルベットルームの管理者・イゴールなどを担当し、キャラクターに重厚な存在感を与えています。

また、2015年1月15日に急逝した大塚周夫から「ONE PIECE（ワンピース）」のゴール・D・ロジャー役を引き継ぎ、2019年8月に公開された劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」にも出演しました。

ロジャー海賊団のボス、ゴール・D・ロジャーは世界で唯一偉大なる航路を制覇して「ひとつなぎの大秘宝」を手中に収め、大海賊時代の幕開けを促した伝説の海賊王。ルフィの兄・エースの父親でもあり、登場回数は少ないながら同作に欠かせない重要なキャラクターです。

1999年10月の「ONE PIECE」放送開始以来、ロジャーの声優は大塚周夫が務め、威厳と風格のある伝説の海賊王はファンの間で好評でした。津嘉山正種は「地獄のお茶会編」のエピソードを放送中の2018年8月12日、849話の「夜明け前 侠客団団長ペドロ」から二代目ロジャーとして登場。初代の大塚周夫に引けをとらない渋みのある演技で高評価を得ています。

俳優としても、声優としてもいぶし銀の演技で作品を引き締める津嘉山正種。70代半ばと高齢ながらも第一線で活躍する姿は、後に続く後輩たちに大切なことを伝えているに違いありません。

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