韓英恵は子役時代に映画「誰も知らない」に出演!映画「菊とギロチン」では女相撲力士に

韓英恵は子役時代に映画「誰も知らない」に出演!

韓英恵は子役時代に映画「誰も知らない」に出演!

1990年11月生まれで、韓国籍のハーフ女優である韓英恵(かんはなえ)は、2001年公開の鈴木清順監督作品「ピストルオペラ」で映画デビューしています。演じたのは、山口小夜子が演じた上京小夜子役の少女時代です。この時、韓英恵は10歳でした。

ここから、名だたる名監督の映画作品に出演するようになった韓英恵。是枝裕和監督の2004年の映画「誰も知らない」に、柳楽優弥演じる主人公・明の友人である水口紗季役でも出演していました。この作品は、カンヌ国際映画祭で、最優秀主演男優賞を史上最年少受賞した柳楽優弥にスポットが当たりがちでしたが、韓英恵の美少女っぷりへの反響も大きいものでした。

そのため、韓英恵は、映画「誰も知らない」が高評価を得た影の立役者といえます。その後も、2005年の映画「阿修羅城の瞳」や「乱歩地獄 芋虫」「失踪」と、立て続けに映画出演しています。

韓英恵が出演した朝ドラは「おひさま」!

子役の時期を過ぎてからも、2009年に「アジアの純真」で主演に抜擢され、日本アカデミー賞を総なめした「悪人」にも出演するなど映画を中心に活躍してきた韓英恵。記念すべきテレビドラマデビューは、NHK朝ドラでした。「おひさま」で、主人公の夫の亡き戦友の妻・茂森いと役で、第144話と第145話の2話に出演しています。

同年には、フジテレビの連ドラ「僕とスターの99日」に、韓国のトップスター女優の付き人チョン・ヒジン役でもドラマに出演。韓英恵に注目していたというファンも、メガネをかけて役になりきっている彼女に気が付かなかったそうですから、さすがです。2016年のTBSの深夜枠ドラマ「拝啓、民泊様」でも韓国人の役で出演しています。

韓英恵は青春映画「獣道」にも出演!本名は?

韓英恵はちょっとブラックな青春映画「獣道」にも出演!本名は?

韓英恵は、2017年に上映された映画「獣道」にも出演しています。映画「獣道」は、パンチのある青春映画。伊藤沙莉演じる主人公が、自分の居場所を求めてさまよいながら転落していくというストーリーです。ハーフ芸人のアントニーや、カラテカ矢部太郎、怪優として知られるでんでんなど異色のキャスティングも目を引く中で、韓英恵は、アントニー演ずる不良グループの番長と恋に落ちる水中カメラマン役を演じました。観客からは「アントニーと韓英恵のキスシーンが地味によかった」との声が上がり、韓英恵は、脇役ながらも本作でもしっかりと爪痕を残しています。

韓英恵の本名は?

1990年11月7日、静岡県に生まれた韓英恵は、父親が韓国人で母親が日本人のハーフです。国籍については、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で取りあげられたこともあります。日本では二重国籍が許されない中、自身が韓国人なのか日本人なのかと揺れる韓英恵が、苦しい葛藤を経て韓国籍を選ぶまでの苦悩があったようです。

韓英恵という名前が芸名なのかは明らかにされていませんが、「ザ・ノンフィクション」のタイトルが「ハナエゆれる ある家族のゆくえ」だったことを考えると、少なくとも「ハナエ」が本名である可能性は高いかもしれません。

韓英恵の映画「菊とギロチン」で女相撲力士に!

韓英恵は、映画「菊とギロチン」に出演しています。大正時代末期に実在していた女相撲の力士たちと、アナキストと呼ばれる無政府主義者たちが出会い、時代に翻弄されながら厳しい社会に立ち向かうというオリジナルストーリー。その中で、女相撲力士の1人である十勝川たまえを演じているのが韓英恵です。

メイキング写真の中には、泥まみれになりながらも、満面の笑顔がまぶしい韓英恵の姿が見られます。韓英恵が演じたたまえは、アナキストのリーダーで詩人でもある中濱(東出昌大)と惹かれ合っていくという重要な役。また、元遊女というワケありの過去を持つという難しい役柄です。

物語の核ともいえる、なるたまえ役に韓英恵が抜擢されたことは、彼女の演技力がいかに高く評価されているか分かります。このほかにも、主役を務めたホラー映画「霊的ボリシェヴィキ」や「大和(カルフォリニア)」など、2018年に公開される映画だけでも3作品への出演を果たしている韓英恵。極度の怖がりだそうですが、ホラー映画に出演し、映画「大和(カルフォルニア)」ではラップに挑戦。最新作では女相撲の力士と、そのカメレオン女優ぶりはますます進化を遂げています。

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