柴田善臣が最年長ながら「愛知杯」でV！レジェンドの凄さや代表的な試合を紹介！

柴田善臣の実力を調教師が大絶賛！レジェンドの凄さや代表的な試合を紹介！

柴田善臣のジョッキーとしての実力を調教師が大絶賛！まだまだ若手には負けられない！？

JRA最年長のレジェンドと呼ばれるジョッキー・柴田善臣（しばたよしとみ）が、2020年1月18日に小倉競馬場で開催された「第57回愛知杯（GⅢ）」で優勝しました。

このレジェンドの凄さを絶賛したのが、調教師の藤沢則です。「まるで計ったかのように内側から差し切った。全く年齢を感じさせない」と、賞賛の言葉が止まりません。さらに、「ベテランがこんなに強いと若手も大変だね」と、若手の勢いをものともしない試合運びをする柴田善臣に、藤沢則は感嘆しきりでした。

柴田善臣のレジェンドと呼ばれる代表的な試合・騎乗馬を紹介！

競馬界のレジェンドと敬愛されてる柴田善臣は、これまで数多くのレースに出走してきましたが、その中でも代表的なレースがいくつか存在します。

まず有名なのは、1998年11月1日に行われたGⅠレース「第118回天皇賞（秋）」での優勝です。東京競馬場で開催された同レースで柴田善臣と組んだのは、単勝6番人気で本レースに臨んだオフサイドトラップ。競走馬にとって不治の病とされる屈腱炎を何度も克服し、当時の天皇賞において最年長となる8歳での勝利という記録を樹立しました。

2001年5月19日に東京競馬場で開催された「第115回目黒記念（GⅡ）」では、柴田善臣の頭脳戦が試合を動かしました。この日相棒となったホットシークレットは本来逃げ馬ですが、柴田善臣の判断でわざと出遅れさせます。そして、後ろから怒涛の追い上げを見せ、レコードタイムで見事優勝を果たしています。

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柴田善臣のプロフィールを紹介！代表騎乗馬は？

柴田善臣のプロフィールが気になる！釣りの腕前はプロ級？

柴田善臣は1966年7月30日生まれ、青森県上北郡東北町出身です。調教師も絶賛する柴田善臣は、1982年に日本中央競馬会 競馬学校に第一期生として入学しました。

初騎乗は、1985年3月9日に中山競馬場で行われた第6競走。そして1993年5月16日に東京競馬場で開催された「第43回安田記念」にてGⅠ初勝利を挙げた柴田善臣は以降のレースでも安定して勝利を重ね、関東の有力騎手として台頭していきました。

また、柴田善臣は無類の釣り好きとしても知られており、その腕前はプロも一目置くほど。川釣り、海釣り、船釣り、磯釣りと形を問わずすべての釣りを楽しみ、自然の中で日常から離れて釣りに集中すること自体が好きだという柴田善臣。釣り好きが高じて、船を牽引するのに必要な牽引免許まで取得しています。

現役で活躍する騎手の中でトップクラスに多趣味で知られる柴田善臣は、他にも車、ワイン、動物と様々なジャンルに興味を持ち、それぞれ単に好きというだけでは収まらないこだわりを発揮。そんな柴田善臣は、競馬を「一番の趣味」と語っています。

柴田善臣の歴代の代表騎馬は？初めて出会った名馬はホクトヘリオス

1985年のデビューから長年第一線で活躍を続ける柴田善臣。彼がこれまでレースをともにしてきた代表騎乗馬は、長いキャリアの中で多数に上ります。

柴田善臣の代表騎乗馬を語るうえで欠かせないのが、重賞レースで3勝を挙げたホクトヘリオスです。残念ながらGⅠでは通用しなかったのですが、今でも「ホクトヘリオスに競馬を教わった」と発言するほど、柴田善臣にとっては初めて出会った名馬として記憶に残るサラブレッドです。

2012年11月11日に京都競馬場で開催された「第37回エリザベス女王杯」も、柴田善臣にとって特別な試合となりました。このレースで彼が騎乗したのは、レインボーダリア。大魔神・佐々木主浩を馬主に持ち、単勝1番人気だったヴィルシーナを、7番人気のレインボーダリアがゴール前で振り切るというエキサイティングなレースで勝ち、柴田善臣にとって京都競馬場開催GⅠレース、そして牝馬限定のGⅠレースでも初の勝利となりました。

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柴田善臣の実績がスゴい！現役最年長ながら「愛知杯」でデンコウアンジュ円熟V！

2020年1月18日、雨の小倉競馬場で行われた「第57回愛知杯」で、現役最年長騎手の柴田善臣がスタンドを沸かせました。

このレースで柴田善臣が騎乗したのは、7歳の牝馬デンコウアンジュ。すでに32戦目という、柴田善臣に負けない実績を持つベテランのサラブレッドです。実績を積み重ねてきたベテラン同士のタッグは出走馬16頭中、単勝9番人気と注目度が高いとはいえまえんでした。

しかし、いざレースが始まると先に抜け出していたライバルたちを次々に追い抜き、歓喜のゴールとなりました。優勝インタビューでは「4コーナーを回る時の手応えがとても良かったので、あとはさばき次第だと」「返し馬が終わり輪乗りしている時に、いつもと雰囲気が違うと感じました。シャンシャン歩いていて、若々しかった」と、小倉では初となる重賞制覇に興奮を隠せない様子で語りました。

実績を重ねる中で、様々な技術や直感を得てきた柴田善臣。2020年1月に「愛知杯」を制した現役最年長の彼にとって未だ重賞での勝利がないのは、函館競馬場のみです。JRA全10場重賞制覇を成し遂げた騎手は、過去にわずか5人。新たな才能、若手騎手ならではの勢いもワクワクさせられますが、やはりここは騎手生活36年目を迎えるベテランジョッキー・柴田善臣が偉業を成し遂げる瞬間を楽しみに待ちたいものです。

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