山口翔がワインドアップに挑戦!?沢村賞を受賞した監督も期待する腕とは?

山口翔が春季キャンプ1軍スタート!途中で2軍になってしまった理由は!?


山口翔のプロフィール
◆生年月日:1999年4月28日
◆出身:熊本県
◆身長・体重:181cm・75kg
◆出身校:熊本県立熊本工業高校
◆ポジション:投手
◆所属チーム:広島東洋カープ

山口翔が春季キャンプ1軍から2軍へ降格!

山口翔は広島東洋カープ所属の投手で、2020年でプロ3年目を迎えます。2019年は1軍に昇格して活躍し、2020年シーズンにも期待がかかっていました。

しかし、春季キャンプの途中で2軍に降格。開幕ローテーション争いから離脱してしまった現状について、山口翔自身は悔しさを滲ませながら「期待を裏切った。1から這い上がらないといけない」と再起を誓っています。

山口翔が2軍落ちしてしまった理由は?!

山口翔は、なぜ2020年の春季キャンプで2軍落ちしてしまったのでしょうか。実戦で結果が残せないままキャンプ途中で降格していますが、3月中旬に下半身のコンディション不良に陥っていたのです。

本人の分析によると「変なリズムができてしまっていた。一番力が入るリズムに持っていけなかった」とのこと。そこで山口翔は2019年秋から取り組んでいた2段モーションを封印し、新たなスタイルでの投法を研究することにしたといいます。「変な間を作らないように、一定の流れを意識しています。今のいい状態をキープしたい」と語っており、今後は悔しさをバネにパワーアップを遂げ、先発入りへアピールを続けていくようです。

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山口翔に沢村賞投手の佐々岡真司監督も期待!強みと課題は?!

山口翔に期待を寄せる佐々岡真司!カギは投球リズム?

山口翔は2019年の春季キャンプから1軍投手としてメンバー入りしています。プロ初年度は2軍に在籍していた山口翔にとって、2019年は緊張のシーズンでした。

そんな中、山口翔の2軍から1軍昇格と時を同じくして1軍コーチに昇格したのが沢村栄治賞も受賞した名投手・佐々岡真司。彼は当時の山口翔について「単調でタメがなかった。いくら150キロの球があっても、あれでは打者もタイミングがとりやすくなる」と投球リズムを厳しく指摘。一方で、山口翔が制球を気にするあまり本来のスケールを失わないように細心の注意を払って指導しており、山口翔も信頼して改善に努め、成果を出していきます。

佐々岡真司の助言により、山口翔は2019年のシーズンを1軍投手として全うできました。さらに、佐々岡真司は2020年シーズンから1軍監督として采配を振るうことが決定。山口翔にとってはこの上ない味方となっています。

山口翔のしなやかな腕の振りに注目!課題は?!

山口翔は熊本県立熊本工業高校時代からチームのエースとして活躍し、広島のスカウトマン・末永真史に「腕の振りは一級品。肘の柔らかさはプロの世界でも屈指のレベル」と言わせたほどの逸材でした。

プロ入り後は四死球の多さが課題だった山口翔ですが、当時のピッチングコーチ・佐々岡真司の助言で徐々に修正され、実力が開花。しなりのある腕から投げ出されるストレートに加えてチェンジアップやスライダー、カーブといった変化球も活かされてきました。努力の甲斐あって、1軍昇格後の2019年5月30日、対東京ヤクルトスワローズ戦でプロ入り初勝利を果たしています。

可動域の広い関節という恵まれた素材を活かしながらリズムをつかんだ投法を確立できれば、山口翔の先発ローテーション入りへの道も明るいのではないのでしょうか。

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山口翔がワインドアップに挑戦!気になる完成度は!?

山口翔がワインドアップ投法に挑戦!その完成度は?

山口翔が2020年、投法スタイルを変化させてきています。2020年4月の春季キャンプの取材で、2019年秋から取り組んでいた2段式ではなく、ワインドアップ投法に取り組んでいることを明かしました。

従来のセットアップ投法ではなく、なぜワインドアップ投法なのでしょうか。山口翔自身は「どれが一番タイミングがいいかなと。自然に投げられるようなフォームにした」と語っており、現時点での完成度は「50%」としています。

山口翔はワインドアップ投法で化けるのか?飛躍に期待!!

ワインドアップ投法の仕上がり具合としては、完成には遠いという自己評価でしたが、「この時間をしっかり有効活用して自分の魅力である真っすぐを投げていきたい」と山口翔は意気込んでいます。

コントロールの難しさなどが懸念され、現在の日本のプロ野球界ではあまりワインドアップ投法を使う投手がいません。しかし大谷翔平や野茂英雄などメジャーで活躍した投手が使っていたこともあり、豪速球を売りにする選手にはもってこいの投法です。

苦しい局面にある山口翔ですが、まだまだこれから。ワインドアップ投法が完成すればカープでの飛躍はもちろんのこと、世界進出もあるのではないかと期待してしまいます。

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