竜星涼が朝ドラで演じる“嫌われ役”が話題!普段の姿とは真逆?
◆出身:山形県
◆身長:183cm
◆血液型:A型
◆所属事務所:研音
竜星涼が朝ドラで嫌われた?「出てくると不快」
2022年前期の朝ドラ「ちむどんどん」で、黒島結菜演じるヒロイン暢子の兄・ニーニーを熱演している竜星涼(りゅうせいりょう)。比嘉家の長男でもあるニーニーは、放送当初からかなりの嫌われ役でした。
投資話に騙されてお金を取られたり、見るからに怪しい商品を売り始めたりと、絵に描いたようなダメ人間ぶり。家族思いながら空回りし、騒動ばかり起こすニーニーに、視聴者からは「ニーニーが出てくると不快」「顔見るだけでイラっとする」など厳しい意見が殺到し、竜星涼のイメージダウンが心配になるほどです。
「あえてうざい芝居をした」竜星涼の役とのギャップに驚き
そんな中、2022年6月10日放送の「あさイチ」に竜星涼が出演したことによって、その嫌われぶりが払拭されることに。
この日の竜星涼は、パリコレモデルも経験した本来のイケメンぶりを発揮。スタイリッシュにスーツを着こなし、品のある物腰でトークを展開する姿に「立っているだけで素敵」「ニーニーとのギャップすごい」と、驚く視聴者が続出したのです。
「ちむどんどん」で演じるニーニーについて、「あえてウザい芝居を目指しました」と明かした竜星涼は。その徹底された役作りと、本当に嫌われてしまうほどの高い演技力に感心の声が寄せられました。
竜星涼が朝ドラで演じる兄は異質?沖縄県民からは共感の声も
竜星涼が演じるニーニーは朝ドラの革命児?
「ちむどんどん」で竜星涼が演じるニーニーは、歴代の朝ドラヒロインの兄像とはかけ離れたものと言えます。
朝ドラヒロインの兄と言えば真面目で優しく聡明で、時に思い悩むヒロインの背中を押すなど、“頼れるお兄ちゃん”の典型でした。また、迷走、転落、若くして世を去るというパターンも多く、「ゲゲゲの女房」で大下源一郎が演じた布美枝の兄・哲也、「おひさま」で田中圭が演じた陽子の兄・春樹もその例です。
「ちむどんどん」の舞台・沖縄では納得する声も
かつての朝ドラではヒロインが苦労を背負い、周囲とのすれ違いに悩む姿が描かれてきたのに対し、「ちむどんどん」では兄がその役目を担っています。ニーニーのように兄のクズぶりが際立つほど、妹であるヒロインの聡明さや、しっかり者のイメージが引き立つのかもしれません。
竜星涼の熱演によって、すっかり嫌われキャラのイメージが定着したニーニーですが、「ちむどんどん」の舞台である沖縄ではニーニーのような兄は珍しくないどころか、普通に存在しているのだとか。「沖縄の長男はあんな感じ」「沖縄長男ポジションへの解像度高すぎ」などと共感する声も多く、ニーニーによって物語の沖縄らしさがより強調されているようです。
竜星涼の朝ドラでの振り切った演技は天海祐希の影響も?
竜星涼と天海祐希の関係は?
ニーニーのこじらせぶりが評判の竜星涼は、天海祐希(あまみゆうき)を「姉さんでもあり、母でもある」と慕っていることを明かしています。
2013年4月期放送のドラマ「女信長」で共演した2人は、2018年の春に劇団☆新感線の「修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極」でも共に舞台に立っていますが、この時、夢三郎役に竜星涼を推薦したのは、主人公の極楽太夫を演じた天海祐希でした。それ以来、2人はプライベートでもメールで連絡をとり合うなど交流が続いているといいます。
竜星涼が天海祐希から学んだ“嫌われ役の楽しみ方”
2015年10月2日放送のドラマ「私という名の変奏曲」で初の悪女役に挑戦した際、「自分とかけ離れたところにある役は面白い」「自分が試される」とコメントしていた天海祐希。センセーショナルなストーリーが物議を醸したドラマ「女王の教室」で感情を表に出さない教師・阿久津真矢をオファーされた際、好感度が下がるかもしれないと制作スタッフに言われたのだそう。
しかし、天海祐希は「そんなもの、全然気にしない」と出演を快諾。自ら積極的に意見を出し、阿久津真矢の人物像を作り上げていったといいます。竜星涼の突き抜けた演技は、天海祐希の影響もあるのかもしれません。
ニーニーはトラブルメーカーでありながら、緊迫したたシーンに登場すると「視聴者をビビらせると同時に、不思議と何か期待させるキャラ」「張り詰めたものがほっこり和む」という声も。クセが強いながらもどこか憎めない人間味を感じさせるのは、流星涼の演技力の高さによるものでしょう。
大学のキャンパスを裸で走るなど体当たりで挑んだ映画「ぐらんぶる」でも、パリコレモデル経験者とは思えない振り切った演技を見せた流星涼。イケメンにもおバカキャラにもなれる変幻自在の演技力で、これからも楽しませてくれそうです。