明日海りおが朝ドラ「おちょやん」のキャストに！宝塚からの退団後も大活躍

明日海りおが宝塚退団を決意したきっかけは？「エリザベート」の主役で復活！

明日海りおは宝塚歌劇団花組トップスターだった！退団理由は？

明日海りお（あすみりお）は宝塚歌劇団の花組・男役のトップスターとして活躍していました。

在籍中は初の横浜アリーナ公演を成功させるなど華々しく活躍。トップ在任期間5年半と、平成以降で最長のトップスター期間を記録し、2019年に退団しました。

2020年5月に公開された「＠BAILA」掲載のインタビューによると、宝塚歌劇団の退団を決意した理由は、「自身の組子が育ったから」とのこと。花組はダンスを重んじるチームでしたが、月組から組替えで移動した明日海りおは「芝居へのプライド」も浸透させたいという思いで過ごしていたのだそう。

3年ほど経ち、組子たちに思いが伝わり、言葉にしなくても雰囲気で察してくれるようになったのを感じていたといいます。2018年1月から3月にかけて上演された「ポーの一族」公演中、組全体を自分自身のように感じたことから「もう大丈夫」と退団を決意したそうです。

退団を決めた後の公演について、「1日1日の舞台を非常に楽しめた時期」と振り返っていました。宝塚歌劇団を離れた現在も「表現する事が好き」と役者を継続する道を歩んでいます。

明日海りおが「エリザベート」の主役で変わらぬ歌唱力を披露！

宝塚を退団してからしばらくの間、明日海りおは宝塚時代の小物を整理し、同期の子供に会いに行くなど、プライベートを満喫していました。

その後、役者として少しずつ活動を再開。2021年4月には「エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」に出演しました。

宝塚歌劇団の大ヒット作「エリザベート」の25周年を記念して、歴代の出演者が数々のバージョンで競演するスペシャル公演。明日海りおは2014年に初めて演じた「黄泉の帝王」であるトートを演じ、変わらぬ歌唱力で喝采を浴びていました。

7年ぶりにトートを演じた明日海りおは観客の健康状態を気遣いながら「のちに、黄泉の世界で待っています！」と役の設定でメッセージを披露。大きな拍手と共に充実した復活公演を締めくくりました。

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明日海りおが宝塚退団後に出演したドラマや映画は？藤原竜也との共演で気づいたことを語る

明日海りおは宝塚退団後に「ムーラン」や「青のSP」に出演！

明日海りおは宝塚退団後、2020年元日付で研音所属となり、芸能活動を再開しました。研音は宝塚歌劇団の元月組トップスター・天海祐希も所属している、演技派俳優が揃った芸能事務所です。

2020年9月公開のディズニー実写映画「ムーラン」の吹き替えで、ムーラン役を演じました。男装して戦うヒロインという明日海りおのイメージにぴったりの役柄ですが、「＠BAILA」のインタビューで「女の子の声」を出すのに苦労したことを語っています。

その後、2021年1月期のドラマ「青のSP—学校内警察・嶋田隆平—」にて、テレビドラマ初出演を飾りました。

「青のSP」は藤原竜也演じる嶋田隆平が、公立中学校スクールポリスとして活躍する様子を描いた作品。明日海りおは、主人公・嶋田隆平の交際相手で故人の小川香里として、物語の発端となる役どころを見事に演じ切りました。

明日海りおが藤原竜也との共演で「本物の男性って…」

明日海りおはドラマ「青のSP—学校内警察・嶋田隆平—」に出演した際に、大きな発見をしたと明かしています。

藤原竜也の恋人役を演じたことによって、「本物の男性って優しい」ということに気づいたとのだとか。宝塚歌劇団で男性を演じていたこともあり、それまでは「宝塚の男役が1番女性に優しい」と認識していたものの、「エゴだった」と考えるようになったといいます。

「藤原さんの魅力でもある」としつつも「女性に対してすごく優しくて、一緒にいるだけで醸し出される安心感、包容力を感じた」と語っており、男性に対するイメージが大きく変わったそうです。

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明日海りおが朝ドラ「おちょやん」のキャストに！「コントが始まる」にも出演

明日海りおは朝ドラ「おちょやん」の高峰ルリ子！杉咲花の芝居で心境が変化？

明日海りおは2020年11月から放送されたNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」で、東京新派劇の名門「花菱団」のトップ女優だった高峰ルリ子を演じていました。

高峰ルリ子は名門劇団の主役経験者。明日海りお自身の境遇と類似した面がある役どころで、杉咲花演じる主人公らと「鶴亀家庭劇」を支える女優として活躍する人物でした。

明日海りおは朝ドラという存在について「小さな頃から家族と朝ごはんを食べなかがら観ていた」と語っており、初出演決定時は感慨深かった様子。「信じられない気持ちと、初めて出演できるうれしい気持ち」が混じっていたそうです。

当初、宝塚歌劇団の癖で大きな声で演じてしまうことを懸念して「なるべくナチュラルな発声でやろう」と撮影に臨んだとのこと。しかし参加したリハーサルで杉咲花らのエネルギッシュな芝居を目の当たりにして「思い切りやろう」と心情が変化したことを明かしていました。

放送後のインタビューでは「ルリ子さんですか？」と道で声をかけられたエピソードを披露。「宝塚の方」や名前ではなく役名で呼ばれたことが初めてだったといい、視聴者そして本人にとって印象深い作品になったようです。

明日海りおは「コントが始まる」でファミレス店長役！Huluで初冠番組

明日海りおは2021年4月から放送されたドラマ「コントが始まる」にも出演しています。役どころはヒロイン演じる有村架純がバイトするファミレスの店長・恩田光代。店長を務めながら女流雀士を目指しており、仲野大賀演じる美濃輪潤平がバイトする雀荘の常連という顔も持っています。

明日海りおは「コントが始まる」という作品について「このご時世だからこその新感覚の群像劇」と表現。ドラマの中で菅田将暉演じる主人公たちにどのような影響を与えるのか、注目されています。

また、2021年5月22日より初冠番組「明日海りおのアトリエ」がHuluで配信をスタート。「真っ白いアトリエ」を自分流に染めながら、「美」「癒やし」「食」など様々なテーマに挑戦するというドキュメント・バラエティ番組です。役を離れた、明日海りおの素顔が見られる貴重な場となっています。

「オンのままでいがち」だったという明日海りおは、この番組を通じ「オフの時間を大切にすることも必要」と考えるようになったのだそう。

宝塚歌劇団退団後、全く異なる仕事の現場で日々新たな発見を重ねている明日海りお。心動く体験を経て演技の表現も一層豊かになっていきそうです。

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