金子一輝は一軍昇格を目指し奮闘する埼玉西武ライオンズの選手!

金子一輝は、2013年にドラフト4位で埼玉西武ライオンズに入団した右投げ右打ちのプロ野球選手です。

入団直後は長らく2軍で鍛錬し、念願の1軍昇格を果たすも、その後再び2軍へ。ですが、再昇格を目指して再度努力を重ねる姿に惨憺たる雰囲気はありません。

金子一輝の野球選手としての伸び代は?持ち味はどこにあるのか?

2019年花開く選手になるかもしれない、金子一輝に注目します。

ポジションは?金子一輝の持ち味と強み

1995年に神奈川県で生まれた金子一輝。右投げ右打ちがひとつの特徴でもある彼の父親は、なんと元バレーボール選手の金子敏和。スポーツに特化した遺伝子が、きちんと受け継がれていることがわかりますね。

地元の藤沢市立片瀬小学校に入学した金子一輝は、6歳の頃から野球人生をスタート。「片瀬スカイラークス」という少年野球チームに所属し、自分の野球を確立させるべく全力で日々プレーに励んでいました。

その後、同じく市内の藤沢市立片瀬中学校に入学した後は「藤沢シニア」というクラブに籍を置くことになります。投手から内野手に方向性を転換したのは、金子一輝が2年生だった頃。進学した日本大学藤沢高等学校では、まだ1年生だったにも関わらず、春の時点でベンチ入りを果たし、秋には正遊撃手・4番選手として活躍していました。

野球選手として順風満帆に、まるで約束されたような道を進んできたように見える金子一輝。実際、卒業を迎える2013年に開催された「プロ野球ドラフト会議」において、現在の所属チームである埼玉西武ライオンズに4位指名されプロ入りを果たします。

仮契約の時点で、契約金は4,000万円・年俸は600万円。価格は推定ですが、チーム側からの熱い期待が漏れる設定であることは一目瞭然でしょう。

ポジションは内野手!転向は正解だった?

無事に埼玉西武ライオンズに入団、プロ野球選手となった金子一輝のポジションは「内野手」。中学校の頃に投手から内野手へプレースタイルを転向させており、そのまま内野手としての野球人生を突き進むことになります。

2014年は2軍で67試合、2015年は34試合、2016年は88試合に出場。しばらくの間2軍に籍を置き、内野手として、選手としての腕を磨く鍛錬の時期が続きました。

その後、見事1軍昇格を果たした金子一輝は期待を背負い、2018年5月の千葉ロッテマリーンズ戦に堂々と出場。同月の福岡ソフトバンクホークスとの試合で初打席に上がることになり、続けての8回戦で初先発出場を成し遂げています。

本人としては念願の1軍昇格。ですがそこで見つかったのは、自身の新たな課題でした。

成績、そして気になる年俸は?

金子一輝の2014年から2018年までの年俸は、550~600万で推移しています。そして、2019年は650万で決定しているとのこと。2013年にドラフト4位で埼玉西武ライオンズに入団を果たした後、2016年の時点まで2軍を余儀なくされていましたが、プロ入り4年目で花が咲いた形となりました。

前年まで2割3分3厘だった打率が4割近くまで上がったことに対し、本人は当時のインタビューにて、こう答えています。

「2つのことを変えました。技術とメンタル。前者は利き手である右手の押し出しを控えて、添えるだけにすることを意識しています。左手を大きく使ってスイングするイメージです」加えて後者のメンタル面に関しては、「今年が最後だという気持ちで1球1球に臨んだ」

技術、そしてメンタル面の課題を正確に把握し、改善を図った結果が如実に試合にも表れています。その上でさらに支えになったのが、とある先輩からの金言。「自分と向き合う時間を増やすべきだ」というその言葉は、金子一輝にとって、無意識の中に埋もれていた問題点を掘り出すきっかけとなったことでしょう。

西武で磨かれるその力、改めて花開くか?

一度、見事に1軍昇格を果たしたものの、現在は再び2軍の立場から再昇格を目指している金子一輝。1軍に上がれたおかげで見えてきたもの、そして経験できたことがたくさんあったといいます。

「1軍という舞台を経験したことで、1つ1つの試合にどう対応するかという面で意識が変わったように思います。2軍とは違い、確実に当たるだろうと思って振ったら当たらないということが起こりうる。今の感覚のままではきっと、これ以上成長できない、頭打ちが遅かれ早かれやってくると思いました」。

インタビューにて冷静に自身の現状、そして課題をとらえている金子一輝。2軍から1軍へ、そして再び2軍へと戻ったことで、互いの根源的な違いを垣間見ることができたのでしょう。

「追い込まれてしまったら、もうヒットは打てない」。もしかすると金子一輝の最大の課題はメンタル面にあるのかもしれません。自分と向き合い、自分を律し、そして、相手の出方を冷静に見つめ直すこと。

技術は申し分ない、あとは、それを支える強大な精神が必要なのかもしれません。1軍再昇格を目指して、金子一輝の戦いは続いています。

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